週刊アルゴランド・ジャパンVol. 22【2021年9月20日発行】

週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 22【2021年9月20日発行】



米国MIT発パブリック・ブロックチェーン「アルゴランド(Algorand)」の最新情報プラスαを毎週月曜日にお届けします。皆様からの協業・提携、助成金申請、イベント共催などの各種ご提案も絶賛受付中!お気軽にお問い合わせください。


【はじめに】 アルゴランドへの資金流入が止まりません。それもネイティブトークンAlgoの購入に向けられるだけではなく、アルゴランド上に構築されるDeFiなど様々なプロジェクトに対する投資資金がメインとなっており、この資金流入が単なる投機ではないことを裏付けるものになっています。 アルゴランドは言ってしまえば単なるプラットフォームであり、その上に構築されるものがなければ、無用の長物にほかなりません。今後、どれだけ社会的価値があり、様々な業界を変革していくプロジェクトがプラットフォーム上に登場してくるかに、その成功がかかっていますので、この流れは大歓迎すべきものです。 でも残念なことに、日本にこのお金が回ってくるかというと、なかなか厳しいものがあります。それでも少しずつ動き始めてはいます。「教育」⇒「ハッカソン」⇒「アクセラレータ」の流れを作るべく、業界トップ人材との交渉も開始しています。正直なところ、日本ではオフチェーンのNFTマーケットプレイスとか、ユーザーの秘密鍵を自社サーバーで管理するとか、耳を疑うレベルのものが多いのが現状ですが、アルゴランドとしては他の模範になるような道を突き進むだけです。

=================================== 1.注目ニュース



(1)著名ヘッジファンドが2.5億ドルのファンド組成、アルゴランドの北米&中東エリアのプロジェクトへ投資

NAXとSkyBridge Capitalが主に北米と中東全域でアルゴランドの採用を促進するために、アルゴランド・ベースのサービス、デジタル・アプリケーション、機関投資家向けの投資機会を提供するパートナーシップを発表。 アルゴランドは中東エリアでの採用に必須であると考えられるイスラム法「シャリーア」に準拠していることも、今回の動きを下支えしています。 >SkyBridgeとNAX、アルゴランド上の分散型アプリケーションの成長を加速させる画期的なパートナーシップを発表 >米大手ヘッジファンドSkyBridgeなどがアルゴランドと提携 dAppsの推進で >関連記事:アルゴランド、シャリーア法遵守証明書を取得し、700億ドル市場参入へ




(2)ユーロやスイス・フランなど、ヨーロッパでのステーブルコイン流通がアルゴランドで加速。保有しているだけで金利も付きます。

e-Moneyがアルゴランドと統合し、eEUR、eCHF、eNOK、eSEK、eDKKなどのステーブルコイン発行を開始。商業銀行で保有されている実際の銀行預金や国債を裏付ける完全な担保となっており、ユニークなことに、これらのe-Moneyの通貨担保付きステーブルコインはそれぞれ金利を追跡するダイナミック・ペッグを利用しているので、保有者はユーザーのウォレットの中に入れておくだけでも、資産に対する未収利息を受けることができます。さらに、e-Moneyのサービスは、AML/CTF法に完全に準拠して運営されており、プラットフォームは透明性が高く、四半期ごとにErnst & Youngによる監査を受けています。 >e-Money、欧州ステーブルコインの流通を加速させるため、アルゴランド・ブロックチェーンとの統合を発表




(3)アルゴランド上のDappsはすぐに法定通貨、各種クリプト(アルゴランド上で発行されるトークンすべて)の決済ソリューション導入可能に 今回アルゴランドに統合されたWyreの決済ソリューションは、開発者が数時間でDeFiなどに導入できます。これによって、ユーザーは①Algo資産を法定通貨で売買、②他のクリプトからAlgo資産へのスワップ、③接続している銀行口座へキャッシュアウト、が簡単できます。 >Wyre、アルゴランドでシンプルな決済ソリューションを実現し、DeFiの成長を加速




(4)最先端テック人材が集結するドローン世界選手権をアルゴランドがスポンサー、5年で110億円 世界最高峰のプロ・ドローン・レーシング組織であるドローン・レーシング・リーグ(DRL)を長期間に渡ってスポンサーし、アルゴランドでブロックチェーン対応の発券、コレクティブル、ファンの取引、NFTを公開し、世界中のDRLのレースで開催されるアルゴランドのハッカソン・イベントにクリプト開発者、プログラマー、コーダーを迎える予定です。 >ドローン・レーシング・リーグとアルゴランドが提携し、ブロックチェーンでスポーツとゲームをディスラプト!!2021~22年のDRL世界選手権シーズンがNBCとTwitterでスタート




(5)地域社会をきれいにする草の根活動への寄付を透明化し、貢献者にはNFTでインセンティブを提供 Algo Cleanupは、地域社会の清掃を簡単で楽しいものにする草の根活動で、ポイ捨て、汚染、水の廃棄に対処するための利用しやすいリソースを提供するための助成金を獲得しました。Algo Cleanupは、アルゴランドの強力なブロックチェーンを活用し、AlgoExplorerのAPIを使用してプロジェクトへの寄付に透明性を提供します。 >草の根コミュニティ主導のプロジェクト「Algo Cleanup」が助成金を獲得




(6)Algo価格の上昇により、早期支援者向けAlgo配布が加速 アルゴランドでは初期支援者向けのAlgo配布スケジュールが一定の価格上昇によって加速するメカニズムを導入していますが、最近の価格上昇によってこのメカニズムが発動しました。これにより市場に流通するAlgo量が増加しますが、もともと2024年までに配布完了するように計画されているものが前倒しされるだけで、Algo総量は100億で変更するわけではありません。短期的には価格下落圧力になりえますが、中長期的には影響は軽微です。 >初期支援者の権利確定加速に関するアップデート


(7)その他 - ドレイパー大学アクセラレータが13のプロジェクトを選手地してスタート。AB2.galleryも選出。 - Huobi Globalがアルゴランド版USDTサポート開始。 - 分散型デリバティブ取引所fxdx.exchangeがアルゴランドに誕生。 - Algogemsがボーダレス・キャピタルから資金獲得。 - 海外取引所MEXC Globalでアルゴランド上の次世代メディア・プラットフォームXfiniteのトークンXET取引開始。 - 9月20日、スマイルコインからなにか重要な発表があるとの噂。 - ExodusのセキュリティトークンがtZeroに上場

=================================== 2. アルゴランド・ジャパンの現在の優先ミッション 続々登場する各DeFiの解説記事シリーズをメディアで展開したいところです。 *基本的に「バウンティ・プラットフォーム」にて掲載していく予定です。 <これまでの既報ミッション>  *詳細はバックナンバーをご参照ください。 (1)【開発パートナー募集】 (2)【$ALGO決済導入先募集】 (3)【ユーチューバー/コンテンツ・クリエイター募集】 (4)【ウォレット日本語化】(済) (5)【開発者ポータル日本語化】 (6)【各分野担当アンバサダー募集】 (7)【アルゴランド上の各プロジェクトの日本向けプロモーション担当者募集】


=================================== 3.イベント案内



(1)EmTech MIT 9月28日(火) MIT Technology Reviewの旗艦イベントにアイルビオ・ミカリ教授が登壇。「A National Digital Dollar(国家デジタル通貨)」について語ります、




(2)Boston FinTech Week 9月30日(木) 「Architecting a Borderless Industry: Why Decentralization Matters to the Future of Financial Services(ボーダレス経済をアーキテクト:金融サービスの未来に分散化が必要な理由)」と題して、アルゴランド創設者シルビオ・ミカリとCEOスティーブ・コキノスがEYのパートナーでアメリカ地区のフィンテック・リーダーであるマット・ハッチと語ります。




(3)MAINNET 2021 9月20-22日 New York Marriott Marquis アルゴランドCEOスティーブ・コキノスが22日(水)のメインステージ「Gateways to Web3 for Institutions and Enterprise’」パネルに登壇。



(4)Developer Office Hours September 21st @ 16:00 UTC (2pm EDT) | Wyre's fiat-to-crypto APIs enable dApp devs quick user on-ramps October 5th @ 16:00 UTC (12pm EDT) | Tinyman is a decentralised permissionless automated market maker exchange protocol October 19th | TBD November 2nd | TBD


=================================== 4. ユースケース紹介



INSTIMATCH インスティマッチ・グローバルは、複数の地域、セクター、通貨で現金預金を取引するための、受賞歴のあるデジタル・プラットフォームで、比類のない市場の深さを提供しています。このデジタル・ネットワークは、銀行、企業、年金基金、資産運用会社、ファミリーオフィス、保険会社、地方自治体など、機関投資家の借り手と貸し手のグローバル・コミュニティが、便利で使いやすいプラットフォーム上で、お互いに直接取引を行い、流動性ニーズを実行することを可能にします。ユーザーは取引だけでなく、ネットワークを活用して貴重な人脈を作り、融資ポートフォリオや流動性の供給源を多様化することもできます。インスティマッチは、チューリッヒ、ロンドン、ドーハで事業を展開しており、現在20の国と地域に130以上の機関投資家の顧客がいます。 INSTIMATCHはアルゴランドをどのように利用しているか Instimatchはアルゴランドと提携し、RegTech、決済、イスラム銀行を含む多くのセグメントに焦点を当てた、ブロックチェーン技術を活用した多くの追加提供物や機能の展開を可能にしています。借り入れ、貸し出し、FX市場は成長を続けており、高度なブロックチェーンを導入することで、世界経済のバックボーンとしてより効率的かつ効果的になります。この提携により、インスティマッチは、現在、四半期ごとに数千億ドルの取引を処理している機関投資家のお客様に、これらの膨大な効率性をもたらすことができます。インスティマッチの提供するサービスは、アルゴランドの革新的なプロトコルや機能と組み合わせることで、新しいDeFiアプリケーションと従来の金融アプリケーションの橋渡しをする能力を付与します。 >Instimatch Global


=================================== 5.今週の注目コンテンツ



(1)FutureFiがオープン・ファイナンスを切り開く: ブロックチェーンはどのようにして、より包括的なグローバル金融システムを構築するのか 世界の金融システムの構造は、私たちが食べるもの、着るもの、働くものなど、生活のほぼすべてに影響を与えています。金融の構造(そして私たちの生活)を一変させる技術的なブレークスルーはすでに起こっているものの、まだ世界はまだそれに追いついていません。そのブレイクスルーとは、ブロックチェーンです。 ブロックチェーンの革新性の本質はシンプルで、データを安全に保存し、オープンに送信することができることです。この機能は単純に見えるかもしれませんが、その影響は巨大で広範囲に及びます。 ここでは、ブロックチェーンがどのようにしてオープン・ファイナンスの新時代を切り開くのかをご紹介します。

(2)VISAとマスターカードが「暗号資産決済」に参画? 注視すべき2つの展開とは 暗号資産(仮想通貨)は決済利用に向かない」という固定観念を改める時が来ている。マスターカードやVISA、PayPalが暗号資産を利用した決済システムを整備しており、利用者も増加しているためだ。これらの取り組みでは店舗が特別な対応をせず既存の決済インフラをそのまま利用しながら、暗号資産による決済を受け付けることができるようになったという。本稿では、暗号資産やセキュリティトークン、NFTを扱うシステムを提供するGinco代表の森川 夢佑斗氏が最新の「暗号資産決済」の仕組みを解説する。 Ginco代表取締役 森川 夢佑斗


(3)NFT(Non-Fungible Token)に関する動向 株式会社日本総合研究所先端技術ラボ 2021年6月10日 1. NFTの概要 NFTとは / NFTが注目される背景 / NFTの取引の流れとブロックチェーン 2. 技術仕様 NFTで用いられる技術仕様 / NFTの構成 3. 利用領域 NFTの利用領域 / 市場規模 / NFT流通サービス / NFTの事例 4. NFTの課題 NFTが抱える課題 / ブロックチェーンに起因する論点 5. まとめ


=================================== 6.コミュニティ (1)公式ツイッター フォロワー数1909。 最新ニュースや解説記事に加え、【アルゴランドに続々誕生するDeFi紹介】、【アルゴランドについて知っておくべき10のこと】なども定期配信していますが、他にも色々加えていきます。 >アルゴランド日本公式ツイッター (2)公式テレグラム メンバー数1277。 「困ったときはテレグラム」の流れができています。 テレグラムやジャパン・サイトに寄せられたQ&Aサイトを作ると便利かなと企画中です。 >アルゴランド日本公式テレグラム (3)公式グッズ 「日の丸アルゴランドTシャツ」時ャンペーン終了。 ご参加いただいた方はこちらから登録をお願いします。 >グローバルのアルゴランド・コミュニティへのご登録はこちら

=================================== 7. その他色々 (1)今週の視点 アルゴランドは米国発でありながら、財団はシンガポールを拠点としており、また中国や欧州に人員を配置し、中国市場に向けては中国国営プラットフォーム「BSN」を通じて展開、また最近は中南米での国家プロジェクトに多く採用されるなど、全方位に進出しています。今回、SkyBridgeによるファンドが中東エリアもターゲットとしていますが、ここではイスラム法「シャリーア」順守が鍵を握りますが、すでに2019年に認証を得ています。 (2)今週の数字 「25,000」 現在、アルゴランドでは1ブロックあたり5,000トランザクションを格納できますが、年内にこれが5倍の25,000に拡大します。この拡大と、ブロック生成速度の4.5から2.5秒への短縮、さらにブロック・パイプラインという技術の導入で、1秒あたりのトランザクション処理能力は46,000まで拡大します。パブリック・ブロックチェーンのレイヤー1ででこの能力を発揮します。 (3)今週の英語 [apples-to-apples】 りんごはりんごと比べないとフェアではない。りんごとバナナを比べることも有用なときはありますが、なんのために比較するのかを明確にしておかないと、意味がないものになるどころか悪い意図を持つ人に騙されることにもなりかねません。 It is important to ensure that anyone assessing the great promise of blockchain technology can make comparisons in an apples-to-apples fashion. 「ブロックチェーン技術の大きな可能性を評価する人が、同一条件で比較できるようにすることが重要です」 (4)今週の小ネタ アルゴランドは2019年6月のメインネット稼働開始以来、一度もダウンしたことがありません。マーケティングよりも技術開発優先の方針が、その理由のうちの一つにあることは言うまでもありません。 (5)おススメの本 国境のエミーリャ (ゲッサン少年サンデーコミックス) Kindle版 池田邦彦 (著), 津久田重吾 (その他) 物語の舞台は、太平洋戦争末期に本土決戦を経て「1946年1月」に敗戦を迎えた日本。ソ連を含む各国軍によって分割占領された日本は、やがて「日本民主共和国」と「日本国」として独立。それぞれが東西陣営に属する国家となり、列島には鉄のカーテンが降ろされることとなる。両国の境界には強固な壁が建設され、国境の街となった東京は東西に分断されてしまう。 >設定が面白い。「ガバナンス」について考える土台になります。 (6) 今週の美味い飯 ZENの炙り寿司盛り合わせ マルタにも「sushi」屋さんはたくさんありますが、殆どが創作巻物メイン。ちゃんとした握り寿司を出すところはほぼないですが、ここは普通に美味しい握りが出てきます。大将も日本人の方です。値段もそこまで高くはないですが、最後に外国人の店員から緑茶を勧められて普通に頼んだのはいいものの、あとで伝票を見たら7ユーロ(約900円)もしていました。。。 (7)今週のアルゴランド・メインネット状況 9月20日午前4時(UTC) 平均ブロックタイム: 4.33秒 ピーク時のトランザクション数/秒(直近7日間):1,154 TPS アルゴランド標準資産(ASA)総数:4,604,309 総アドレス数:13,437,327 流通供給量:5,460,491,245.07 オンライン・ステーク:2,769,919,163.57 <ソース> Algorand Mainnet Metrics Dashboard: https://metrics.algorand.org/ AlgoExplorer: https://algoexplorer.io/ では今週も張り切っていきましょう!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アルゴランド•ジャパン https://www.algorand-japan.com *アルゴランド・ジャパンは日本向けにアルゴランドの情報を配信するサイトです。当メルマガは、2019年12月よりアルゴランド日本担当アンバサダーとなり、2021年4月からはコミュニティ・チャンピオンに就任しているakio(Twitter: @AkioAlgorand)による責任監修のもとで配信しています。日本公式テレグラムはこちら(https://t.me/AlgorandJapan)。 *各種お問い合わせはサイト上のフォームよりお願いします。 *一般的な質問などはテレグラムで行って情報共有を促進しましょう。 <バックナンバー> 本メルマガのバックナンバーはこちらでご覧いただけます。 【英語公式サイトはこちら】 Algorand Inc. : https://www.algorand.com Algorand Foundation : https://algorand.foundation Algorand Wallet : https://algorandwallet.com Algorand Developer Portal : https://developer.algorand.org