週刊アルゴランド・ジャパンVol. 33 【2021年12月6日発行】

週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 33 【2021年12月6日発行】



米国MIT発パブリック・ブロックチェーン「アルゴランド(Algorand)」の最新情報プラスαを毎週月曜日にお届けします。皆様からの協業・提携、助成金申請、イベント共催などの各種ご提案も絶賛受付中!お気軽にお問い合わせください。 【目次】

  1. 注目ニュース

  2. 助成金ニュース

  3. パートナー・ニュース

  4. イベント案内

  5. 開発者向け情報

  6. ジャパンの動向

  7. 注目コンテンツ

  8. その他


【はじめに】 大盛況に終わったDeCipherですが、登場人物のキャラがそれぞれ際立っていて、観ていて飽きませんでした。 我らがシルビオ・ミカリ教授の「分散化の重要性」「アルゴランドの強み」、そしてコミュニティに向けた力強いメッセージはいつもながらのイタリアン訛りで聴衆を沸き立たせましたが、脇を支えるCOOショーン・フォードのスタンダップ・コメディアンさながらの軽妙なプレゼンや財団CEOショーン・リーとインクCEOスティーブ・コキノス、さらにはCPO(プロダクト責任者)ポール・リーグルの「安心感」を与える喋り口から、チームの一体感が感じられました。 そのアルゴランド・チームを周りで支えるエコシステム・パートナーも勢ぞろいしていましたが、なかでも異彩を放っていたのがアリントン・キャピタルのマイケル・アリントン。マイアミ市長に何度も「アスホール」と言い放ち、1,700億円規模のファンドを立ち上げた元Citiグループ幹部は完全に新入り扱い。投資業界の大物「The Mooch」ことスカラムッチにも「お前んところのイベントに呼ばれたことない。来年はキーノートスピーカーとして呼べ」とか言いたい放題。でもマイケルはあのテッククランチ創設者で、アルゴランドにはすでに数百億円も投入している大物です。そんな彼の放言に対するそれぞれの絶妙な返しも面白かったですが、なかでも「アスホール」に対するマイアミ市長の「俺にも一個あるけど、俺自身はアスホールじゃないよ」というのには唸らされました。さすが給料の半分をBTC、残り半分をAlgoでもらうと宣言してしまう市長です。マイアミにはブロックチェーン企業が続々と集積しつつあり、市民も税金をクリプトで払えるようになります。覚悟が違います。ちなみにスカラムッチはトランプ政権時にホワイトハウス広報部長に任命されましたが正式に就任する前に「言いたい放題」が災いして更迭された「放言」界の大物でもあったりします。 ブロックチェーンは「コード」がすべてを管理し、管理者・仲介者を排除するものですが、それを創り出すのは「人間」です。技術の議論も大事ですが、その背後にいるチームやエコシステム・パートナーの思想や行動力にも注目することで、より一層理解が深まり、愛着も湧いてきます。それぞれの録画動画は公開されていますので、英語が苦手でもぜひ観てみてください。



1.注目ニュース



(1)「金融の未来」を魅せたアルゴランドのオールスター集結イベント「Decipher」初開催まとめ 次世代経済を支えるブロックチェーン技術企業であるアルゴランドは、そのプラットフォーム「アルゴランド」で未来を読み解く構築者、企業、戦略的ステークホルダーのコミュニティを招集する、ライブとバーチャルの2日間のイベント「Decipher」を成功裏にデビューさせたことを発表しました。クリプトの中心地であるマイアミで開催されたこの2日間のイベントは完売し、ライブでは約500人、バーチャルでは2,500人以上の参加者が集まりました。会話、ネットワーキング、ハンズオン・セッションでは、DeFi、NFT、新しいクリエイター経済、ゲーム、DAOなど、現在と未来のソリューションの可能性を探り、ブロックチェーン技術のおかげで何が可能になるのかを紹介しました。 DeCipherで発表された主なニュースは以下の通り。

  • 元Citiのトップ・トレーディング・エグゼクティブが、暗号通貨投資を制度化する15億ドル規模のベンチャー、Hivemindを立ち上げ

  • PlanerWatch、マイアミを新しい大気質監視ネットワークの米国第1の主要拠点に選択

  • ClimateTrade、DecipherとArt Baselのカーボン・ネガティブ・ブロックチェーン・イニシアチブを支援

  • UNLOXの新たな取り組みにより、アルゴランドのフリクションレス・エコノミーに企業価値と数百万人の参加者をもたらす

  • ボーダレス・キャピタル、5億ドル規模のALGOファンドIIの立ち上げを発表

  • Algofi、分散型融資市場の構築に向けて280万ドルを調達

  • 気候変動に配慮したNFTプラットフォーム「Aorist」がマイアミでローンチ

  • MAPayがVeridaと提携し、アルゴランドでバミューダに分散型ヘルスケアネットワークを導入

  • アルゴランド財団がThetaNutsのAlgo Option VaultsでDefi 2.0を開拓

  • Algomint、大規模導入に最も適したブロックチェーンであるアルゴランドにBTCとETHを持ち込むゲートを設置

  • Drone Racing Leagueがアルゴランド上で初のスポーツNFTマーケットプレイスを開始

イベントの詳細: https://decipherevent.com/ ★主なプレゼンテーションはs公開されています。*一部は期間限定。 >録画動画 ★参加者インタビュー >Decipher Spotlight 2021 | A Chat With CEO's, Creators, and Crypto Enthusiasts by KryptoNnurd >「金融の未来」を魅せたアルゴランドのオールスター集結イベント「Decipher」初開催まとめ




(2)ボーダレス・キャピタル、5億ドル規模の「Algo Fund II」設立を発表 アルゴランドのエコシステムに特化したマイアミのベンチャーキャピタルであるボーダレス・キャピタルは、本日、5億ドル規模の「Borderless ALGO Fund II」の立ち上げを発表しました。この新しいファンドは、NFTでクリエイター経済ディスラプトする機会や、流動性マイニング、貸し借り、イールド・ファーミングを通じてALGO DeFiエコシステムに参加する資本の成長を加速させるなど、アルゴランド上で次世代の分散型アプリケーションを動かすデジタル資産に投資する予定です。 ボーダレス・キャピタルは、アルゴランドに特化した主要な投資家の1つであり、今回のファンドIIでは、2019年6月に立ち上げた「Borderless ALGO Fund I」(当初2億ドルを調達)と比較して、エコシステムへのコミットメントを倍増させています。 >Borderless Capital >ボーダレス・キャピタル、5億ドル規模の「Algo Fund II」設立を発表 >アルゴランドでの資金調達機会




(3)コミュニティ中継ノード・プログラム アルゴランド・エコシステムの成長と発展を支援するためのコミットメントの一環として、また、(権利確定が早まったため)初代ノード運営者プログラムが早期に終了したことを受けて、アルゴランド財団は、中継ノード・パイロット・プログラムと並行して、コミュニティ中継ノード運営プログラムを開始します。 このプログラムの目的は、アルゴランド財団とアルゴランド・コミュニティが協力してパーミッションレスの中継ノード・メカニズムを構築する一方で、稼働している中継ノード・ネットワークが堅牢さを維持し、成長するエコシステムのパフォーマンス要件を満たすことができるようにすることです。このプログラムは1年間実施されますが、プログラムが引き続き必要かどうかを確認するために、毎年再評価することができます。パーミッションレスの中継ノードが稼働すると、このプログラムは終了します。 本プログラムでは、全世界に分散した合計30台の中継ノードが稼働します。 >コミュニティ中継ノード・プログラム