週刊アルゴランド・ジャパンVol. 15【2021年8月2日発行】

最終更新: 8月14日

週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 15【2021年8月2日発行】



米国MIT発パブリック・ブロックチェーン「アルゴランド(Algorand)」の最新情報プラスαを毎週月曜日にお届けします。皆様からの協業・提携、助成金申請、イベント共催などの各種ご提案も絶賛受付中!お気軽にお問い合わせください。


【はじめに】 現状の仮想通貨の状況を見ていると、いつのまにかハイエクの唱えた通貨自由発行の世界が実現しているように見えなくもない。政府・中央銀行の発行する通貨だけではなく、通貨発行競争の中で自分が自由に好きな通貨圏を選べる世界。現在のALGOの参加報酬は、これまでは不可能だった「貨幣利子率」のようなもの。そして今後のALGOの価値は、その価値の源泉となる「資産」をどれだけプラットフォーム上のユースケースやエコシステムの拡大によって確保していくかにかかってくる。なんの実質的な価値もない仮想通貨はマネーゲームのネタとして投機家によってもて遊ばれる「おもちゃ銀行券」の粋を出ないがものの、本物の技術力と、その技術を活用して資産価値を創造するプロジェクトが多数載ってくるプラットフォームを支える仮想通貨は、既存の通貨と健全な競争をしながら発展していくことができる。さらにALGOホルダーは、ただその通貨圏に漫然と参加するだけでなく、その通貨圏の運営に関与もできるようになる。くれぐれも目先の利益に惑わされて、先のないマネーゲームに踊らされないようにしたい。



=================================== 1.注目ニュース



(1)アジア太平洋アルゴランド財団コミュニティ・オールハンド開催

アジア太平洋地域のパートナーで構成されたエキサイティングなパネリストをお迎えして、7月のコミュニティ・オールハンド・セッションが開催されました。このセッションでは、アルゴランド財団からの最新情報、アジア太平洋地域のエコシステム・パートナーとのDeFiやNFTに関するディスカッション、コミュニティとのオープンQ&A、最後にアジア太平洋地域のコミュニティ・チャンピオンの表彰をが行われました。 セッションのエコシステム・パートナー

  1. Algomint(アルゴミント)

  2. Yieldly(イールドリー)

  3. CurveGrid(カーブグリッド)

  4. Props(プロップス)

パネルディスカッションのアジェンダ

  • 歓迎とウェビナーの概要説明

  • アルゴランド財団の最新情報(バウンティの開始とネットワークで批准されたガバナンス・レフェレンダムなど)

  • DeFi/NFTパネル・ディスカッション(Algomint/Meld Gold、Yieldly、Curvegrid、Props)

  • ライブQ&Aセッション

  • アジア太平洋地域のコミュニティ・チャンピオンの表彰と総括

>【録画&文字起こし】アジア太平洋アルゴランド財団コミュニティ・オールハンド 2021年7月



(2)ドレイパー大学、アルゴランド財団、ボーダレス・キャピタルがブロックチェーン・アクセラレーター・プログラムを開始

Algorand x Draper Blockchain Programは、10週間のオンライン・プログラムで、2021年9月7日~11月12日に予定されています。参加が決定した各チームには、アルゴランド財団から2万ドルの資金が提供され、さらにボーダレス・キャピタルから3%の株式分として1万5,000ドルが提供されます。卓越した可能性と実績を示したチームには、最大50万ドルのフォローオン資金が提供される場合もあります。募集は2021年8月22日に締め切られます。本プログラムは、世界中のすべてのブロックチェーン起業家を対象としていますが、入学は認定を受けてからとなります。プログラムは、シリコンバレーのアルゴランド・プラットフォームの専門家とアドバイザーによるLIVEセッションで構成されます。10週間のアクセラレータ・プログラムの期間中、選ばれたプロジェクトは、戦略の策定、市場投入の実行、技術指導、トークンの経済性、マーケティング、資金調達などの分野で、エンド・ツー・エンドのサポートを受けることができます。 >ドレイパー大学、アルゴランド財団、ボーダレス・キャピタルがブロックチェーン・アクセラレーター・プログラムを開始



(3)Vendible(ヴェンディブル)がアルゴランド財団の助成金を受賞 Vendibleは、安全なIDと資産を最新の決済エンジンに統合することで、世界中の企業、非営利団体、政府のために摩擦のない金融サービスを提供しています。Vendibleのインフラは、大規模な金融機関、伝統的な金融機関、DeFiが仲介者なしで効率を高め、取引コストを下げるためのシームレスな経路を構築します。 簡単に言うと、消費者にデータの所有権を与え、サービスプロバイダには都度必要なデータにのみアクセス権を与える仕組み。これがデファクト・スタンダードになる時代がまでもう少し。 >Vendible(ヴェンディブル)がアルゴランド財団の助成金を受賞


(4)その他 - StakerDAOによるクロスチェーン・ブリッジによるwALGO(wrapped ALGO)の登場で、まもなくALGO保有者はイーサリアム上のDeFiプロジェクトに参加可能になります。 - アルゴランドのローンチパッドASALP(Algorand Standard Asset Launch Pad)が9月に登場。 - 日本のパトナーCurvegrid(カーブグリッド)の2人の共同創業者は共にカナダのウォータールー大学出身ですが、20年近く前に日本のソフトウェア会社でインターンをしていたときに知り合ったそうです。そしていま同大学から多くのインターンを受け入れています。 - Tim Draper(ティム・ドレイパー)が、開発した小学生向けの起業家教育プログラム「BizWorld」が今年から日本でも実施されているみたいです。 - セキュリタイズがアルゴランド上でビットコインとUSDCのイールド・ファンドを発行 - ワールド・チェス・チャンピオンシップ公式チェス・セット(限定16セット)発売。証明書はNFTとしてアルゴランド上で発行されます。 - アマゾンのクリプト決済導入の噂が流れましたが、その際、Ampとアルゴランドと協議中との尾ひれもついていました。真相やいかに? - 世界経済フォーラムが発表したコミュニティ・ペーパーで、Cardano、XRP、Solana、Celo、Alogrand、Stellar Lumensに言及。


=================================== 2. アルゴランド・ジャパンの現在の優先ミッション 日本でのエコシステム拡大のためには、Education(教育・知識共有)⇒Hackathon(アイデア出し、手を動かす)⇒Accelerator(コンサル、資金提供、提携支援etc.)という流れを仕組み化する必要があると考えています。 *基本的に「バウンティ・プラットフォーム」にて掲載していく予定です。 <これまでの既報ミッション>  *詳細はバックナンバーをご参照ください。 (1)【開発パートナー募集】 (2)【$ALGO決済導入先募集】 (3)【ユーチューバー/コンテンツ・クリエイター募集】 (4)【ウォレット日本語化】(済) (5)【開発者ポータル日本語化】 (6)【各分野担当アンバサダー募集】 (7)【アルゴランド上の各プロジェクトの日本向けプロモーション担当者募集】



=================================== 3.イベント案内



(1)Developer Office Hours 8月10日 @ 13:00 UTC (9am EDT) | Yieldly: 損失なし賞金ゲーム、マルチアセット・ステーク、クロスチェーン・スワッピング



=================================== 4. ユースケース紹介



MELD GOLD Meld Goldは、ゴールドのサプライチェーンを合理化し、すべての投資家がゴールドへの投資にアクセスできるようにします。Meldは、ゴールドの購入に安全かつシームレスなアクセスを提供し、投資家がリアルタイムで取引できるようにすることで、従来のゴールドの調達に伴うボラティリティーを低減します。Meldの成功は、透明性、リスクの低減、取引時間の遅延による急峻なインフレーションやデフレーションから投資家を守るという基盤の上に成り立っています。 Meldのアルゴランド活用方法 Meld Goldは、アルゴランドの高度なプロトコルを活用して、追跡可能、偽造可能、取引可能、譲渡可能、換金可能なゴールドを提供しています。アルゴランド標準アセット(ASA)のコア機能を活用し、MeldはMeld Digital Gold Certificateの形でデジタル・ゴールドをトークン化します。これらのトークンは、1グラムの物理的なゴールドと同等の価値を持ち、アルゴランド・ウォレットでサポートされます。これにより、デジタル・ゴールドの保有者は、自分の資産の価値を監視し、他のウォレットと迅速かつ安全に取引することができるようになります。 MELDデジタル・ゴールド証明書:業界と投資家に力を与える Meldはゴールド業界のスペシャリストです。Meldがどのようにしてゴールドのサプライチェーンを合理化し、すべての投資家にとってゴールドへの投資を身近なものにしているかを上記の動画でご覧ください。


=================================== 5.今週の注目コンテンツ



(1)Yieldly(イールドリー):アルゴランド上でのマルチアセット・ステーキングとクロスチェーン・スワッピング 「損失なし宝くじ」でおなじみのイールドリーのまとめ記事です。 Yieldlyの創業者兼CEOであるセバスチャン・クインは次のように述べています。 「アルゴランドは、わずかな手数料、速い取引速度、エネルギー効率の高い設計により、将来性のあるDeFiソリューションを構築するための理想的なプラットフォームです。Yieldlyの「損失なし宝くじ」は、DeFiエコシステム全体への主要な導入プラットフォームとなる可能性を秘めています」 またこの記事に加えて、「Yieldlyが更新した2021/22年のロードマップは、アルゴランドでのクロスチェーン流動性の新時代を示唆」も追加しました。




(2)サステイナビリティ ー アルゴランドの持続可能なブロックチェーンへの取り組み アルゴランドは、当初から環境への影響を重視したグリーン・ブロックチェーンとして構築されました。創業者のシルビオ・ミカリは、2018年の時点で、次世代技術による地球の持続可能性への注力を説明しています。独自のコンセンサス・メカニズムを持つアルゴランドは、他のブロックチェーンよりもはるかにエネルギー効率が高く、ClimateTradeとの提携により、その小さなカーボン・フットプリントをオフセットすることでさらに進化しています。 サイトにサステイナビリティまとめページを追加しました。


(3)「暗号資産を国の通貨に採用するのは早計だ」by IMF 新たなデジタル形式のマネーは、決済を安価かつ迅速化し、金融包摂を推進し、レジリエンスを高め、決済プロバイダーの競争を促進し、国境を超える送金を円滑にする可能性がある。 しかし、その実現は簡単な話ではない。相当な規模の投資に加えて、デジタルマネーの提供と規制における官民の役割の明確化など、難しい政策的選択が必要になる。 近道をしたい、という誘惑にかられる国もあるだろう。暗号資産を国の通貨に採用するのだ。暗号資産の多くは確かに安全でアクセスしやすく、取引コストも安価だ。しかし私たちは、ほとんどのケースではリスクとコストが潜在的メリットを上回ると見ている。 >このIMFによる見解はツイッター上では酷評されていますが、至極まともな分析です。国家の実体経済とはなんの関係もなく上下するビットコインでは安定した国家運営も日常生活も不可能。


=================================== 6.コミュニティ (1)公式ツイッター フォロワー数1595。 >アルゴランド日本公式ツイッター (2)公式テレグラム メンバー数1046。 >アルゴランド日本公式テレグラム (3)公式グッズ・ショップ グッズ・ショップというと語弊があるのですが、サイトを準備中です。 Tシャツなどの販売は営利目的ではなく、あくまでコミュニティからの需要に応えるもので、これまでのようにイベントなどでの配布やオンラインでのキャンペーンの景品としてしか入手できなかったものを、より多くのコミュニティのみなさんにお届けすることを目的としています。 第一弾は「日の丸アルゴランド」Tシャツ。Coming Soon!! >グローバルのアルゴランド・コミュニティへのご登録はこちら




=================================== 7. その他色々 (1)今週の視点 インターネットが流行り始めた頃、ソフトバンクは海外で成功したビジネスモデルやサービスを日本でいち早く展開する「タイムマシン経営」で急成長しました。でももはやそれが通用する世の中ではなく、ましてブロックチェーンの世界ではそれが顕著で、別に日本にいても世界のどこからでも例えばYieldlyのようなDeFiを利用することができます。これを日本人が真似て日本語で日本向けに展開しても、あまり意味はありません。クリプトは従来のマネーよりもはるかに自由に世界を縦横無尽に行き来し、そこに国境はなく、だからこそアルゴランドは「ボーダレス・エコノミー(国境なき経済)」を旗印にしています。 (2)今週の数字 「4」 アルゴランド独自のPure PoSアルゴリズムには4つの「S」(Scale、Speed、Security、Sustainability)があります。これらは数十年先の未来のアプリケーション開発を支えるプラットフォームを保証するものであり、開発者、企業、イノベーターがデジタル・マネー、分散型オープンシステム、検閲に強い透明性の力を世界中のユーザーや顧客に提供できるようにします。 (3)今週の英語 [e-meet] オンライン上で会う 会ったことのない人にメールなどで初めてメッセージを送るときに冒頭で「Nice to e-meet you」と使います。コロナ禍で使う頻度は増えているかもしれません。ちなみに私はアルゴランドと関わり始めたころにコロナが蔓延し始めたので、アルゴランド・インクおよびアルゴランド財団の誰とも実際にオフラインで会ったことがありません。。 (4)今週の小ネタ 中央銀行デジタル通貨(CBDC)発行は、先進国よりもアフリカが先行する可能性があり、そのアフリカ各国のCBDCを扱う中央取引所も必要になってきますが、そのバックにオイルマネーが絡んでくる案件があります。ゴルゴ13でもボディガードに雇わないと下手に関与したくない話です。 (5)おススメの本 【電子特別版】オーパ! (集英社文庫) Kindle版 開高健 (著), 高橋昇 (写真) 【オリジナル写真満載!】何かの事情があって野外へ出られない人、海外へいけない人、鳥獣虫魚の話の好きな人、人間や議論に絶望した人、雨の日の釣師……すべて書斎にいるときの私に似た人たちのために。──開高健は本書巻頭にそう書いた。南米の大河アマゾンの釣魚・冒険・文明論ノンフィクション。稀代の文章家の猛烈な表現力で記されたこの伝説の旅は、その驚き(オーパ!)の豊かさ、深さ、面白さで、また、その文明論の射程で、いまだ他の追随を許さない。追うのは巨大魚ピラルクー、肉食魚ピラニア、黄金のドラド、名魚トクナレ……。旅程はアマゾン河口の街・ベレン、冒険の基地・サンタレン、大湿原の入口・クイヤバ、砂漠の人工都市・ブラジリア……。その美、その食、その壮大。心躍る紀行文学の古典がオリジナル写真満載の電子特別版で登場。 >今読むのにピッタリ。開高氏の文体には唸らされます。日本語の文章力を鍛えたい人は開高氏の作品集を熟読すると良いです。 (6) 今週の美味い飯 ナスの味噌田楽 ざくろ TBS店 20年以上前の話ですが、当時ある人の秘書をしていて、怖い人との会食に同行して向かったのが、まだBizタワーに変わる前のTBS会館にあった、しゃぶしゃぶで有名な「ざくろ」。ここでコース料理の一品として出てきたのが、この「ナスの味噌田楽」です。当時ナスと納豆だけは口にできなかったので出てきた瞬間に目の前が真っ暗になりましたが、この状況で残すわけにもいかないので意を決して食べたら衝撃の旨さ!以来、大好物になりましたw。 (7)今週のアルゴランド・メインネット状況 8月1日午後16時(UTC) 平均ブロックタイム: 4.41秒 ピーク時のトランザクション数/秒(直近7日間): 1,158 TPS アルゴランド標準資産(ASA)総数: 4,570,424 総アドレス数: 12,569,935 流通供給量:5,622,010,126.05 オンライン・ステーク:2,894,672,837.34 では今週も張り切っていきましょう!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アルゴランド•ジャパン https://www.algorand-japan.com *アルゴランド・ジャパンは日本向けにアルゴランドの情報を配信するサイトです。当メルマガは、2019年12月よりアルゴランド日本担当アンバサダーとなり、2021年4月からはコミュニティ・チャンピオンに就任しているakio(Twitter: @AkioAlgorand)による責任監修のもとで配信しています。日本公式テレグラムはこちら(https://t.me/AlgorandJapan)。 *各種お問い合わせはサイト上のフォームよりお願いします。 *一般的な質問などはテレグラムで行って情報共有を促進しましょう。 <バックナンバー> 本メルマガのバックナンバーはこちらでご覧いただけます。 【英語公式サイトはこちら】 Algorand Inc. : https://www.algorand.com Algorand Foundation : https://algorand.foundation Algorand Wallet : https://algorandwallet.com Algorand Developer Portal : https://developer.algorand.org