第2期アルゴランド・ガバナンス報酬
2021年12月24日 -第2期のコミュニティ・ガバナンス報酬モデルの概要をご紹介します。
分散型コミュニティ・ガバナンス報酬モデルモデルは、アルゴランド・ガバナーのエコシステムへのコミットメントと投票への参加を高く評価し、報酬を与えるように設計されています。
それでは、1月1日から始まる第2期ガバナンス期間において、ガバナーが獲得できる報酬について見ていきましょう。
ここでまず重要なのは、既存の参加報酬プログラムは2022年2月27日頃に終了し、この期間中はガバナンス報酬と並行して参加報酬も獲得できることです。つまり、稼働しているウォレットでAlgoを保有している各アルゴランド・ガバナーは、プログラムが終了する2022年2月27日までは、従来通り参加報酬を受け取ることができます。
参加報酬は現在、年率~1%の報酬率で推移しています。さらに、第1期ガバナンス期間における初のガバナンス投票の結果、第2期ガバナンス期間のガバナンス報酬プールとして7,050万Algoが割り当てられています。「アルゴランド・ガバナンス分散化の提案」と同じ方法でモデル化すると、ガバナンスへの参加の度合いによって、様々なシナリオが想定されます。
もし、その四半期に30億Algoがガバナンス参加アカウントにコミットされていれば、その報酬はその四半期にコミットされたAlgoごとに7,050万/30億 = 2.4% となり、年率9.4%、参加報酬と合わせて10.4%となります。
もしその四半期に20億Algoがアカウントにコミットされた場合、その報酬はその四半期にコミットされたAlgoごとに7,050万/20億=3.5%、年率14%となり、参加報酬の合計15%に追加されることになります。
その四半期にアカウントでコミットされたAlgoが15億ある場合、その報酬はその四半期にコミットされたAlgoごとに7,050万/15億 = 4.7% (年率19%)となり、参加報酬からのリターンに合計20%が追加されることになります。
第2ガバナンス期間に参加するアルゴランド・ガバナーは、旧参加報酬モデルから年率1%の報酬を得ることができ、またガバナンス報酬(年率)も9.4%から19%の範囲に収まると予想されます。つまり、ガバナーは、最初の期間において、年率10%から20%の報酬を得ることができます。これらは可能性の上限と下限であり、ガバナーは最初の報酬率がこの2つのレベルの間に収まることを期待できます。このガバナンス期間の報酬水準は、LTAD(長期Algoダイナミクス)の基礎となる長期的な経済設計と一致しています。コミュニティ・ガバナンスの下でのその持続可能性は、アルゴランド経済進化レポートで説明されています。
元記事:https://algorand.foundation/news/algorand-governance-rewards-period-2
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