8月26日から31日にかけて、アルゴランド財団とそのインパクト・チームは、政府関係者、学術関係者、起業家、ソフトウェア開発者、イノベーターらが一堂に会する6日間のイベントを開催するため、ナイジェリアのタラバ州を訪問しました。このイベントでは、公共部門にポジティブな影響を与えるブロックチェーンの潜在的可能性について、より深く学ぶことを目的としていました。
このイベントの締めくくりとして、2月にナイジェリアのプラトー州政府と締結した合意に続き、ナイジェリアの州政府との間で2つ目の覚書(MoU)が締結されました。
イベントのハイライト
1日目と2日目:利害関係者や政府関係者との関係構築
このイベントは、公共部門におけるブロックチェーン技術の可能性に焦点を当てた2日間の議論で幕を開けました。
ナイジェリアのブロックチェーン産業調整委員会(BICCON)のラッキー・ウワクウェ会長は、2023年5月に法律として署名されたナイジェリアのブロックチェーン政策について、広範な概要を説明しました。続いて、アルゴランド財団のインパクトおよびインクルージョン部門のディレクターであるマット・ケラーが、ブロックチェーンが公共部門に適している理由について講演を行いました。
この最初の2日間、聴衆は非常に熱心に耳を傾けていました。サプライチェーンにおけるブロックチェーンの仕組み、農業分野での活用、デジタル・セキュリティの課題解決などについて、彼らは強い関心を示していました。
3日目:公共部門との夕食会
政府高官との特別な夕食会は、アルゴランド財団とタラバ州政府の関係を強化し、今後の協力体制を築く機会となりました。タラバ州副知事のアミン・アブドゥライ・アルカリ閣下も出席しました。
4〜6日目:地元の開発者の育成
イベントは3日間にわたる開発者向けトレーニング・セッションで締めくくられ、毎日80人以上の開発者が参加しました。この「Devfest」では、AlgoKitのダウンロードからスマートコントラクトの作成とテスト、スマートコントラクトとのやり取りのためのシンプルなユーザー・インターフェースの構築まで、あらゆる内容がカバーされました。
この取り組みは、タラバ州の若い開発者に価値あるブロックチェーン開発スキルを習得させるというより広範な目標に沿ったものでした。
開発者トレーニングに加え、55名の参加者が「アルゴランドで創造性を解き放つ」という特別セッションに参加し、クリエイティブな芸術におけるブロックチェーン技術の革新的な応用について学びました。
画期的なパートナーシップ
このイベントの集大成として、タラバ州政府とアルゴランド財団の間で覚書が締結されました。この合意では、アイデンティティ管理、ヘルスケア、農業、輸送、土地登記簿など、さまざまな政府業務へのブロックチェーン技術の導入を検討する計画が概説されています。
ナイジェリアにおけるブロックチェーン・イノベーションの未来
この6日間のイベントは、タラバ州におけるもので、2023年のブロックチェーン政策の制定に続く、ブロックチェーンの採用に向けたナイジェリアの取り組みを支援するというアルゴランドの継続的な取り組みを表しています。アルゴランドは、ナイジェリアにおけるブロックチェーンの採用が、ガバナンス、教育、経済発展の分野において現実的な影響をもたらすことができる領域を特定しています。
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