SEA Nexus、Algorand上の環境データのグローバル・ネットワーク構築のための助成金を受賞
2021年12月21日 - アルゴランド財団は、スコットランドの非営利団体SEAに助成金を授与したことを発表しました。SEAは、環境保護と海洋科学を支援するために設計されたdAppスイート、環境キックスターター、暗号通貨です。助成金は、Algorandブロックチェーン上の環境データのグローバル・ネットワークであるSEA Nexusを開発するために使用されます。
このプラットフォームにより、誰でも、どこでも、最も簡単な技術で、環境データをSEA Nexusに提出できるようになり、地球上のすべてのスマートフォン・ユーザーが事実上環境センサーとなり、目と耳のグローバル・ネットワークが形成され、あらゆる主要な環境変数を監視することができます。得られたデータセットは、検証、グループ化、分析され、NexusのAPIを介してオープンに利用できるようになります。
SEAプロジェクトの創設者であるJames Birchallは次のように述べています。「今回の助成金は、SEAにとって大きな飛躍となります。世界の科学界では、人為的な危機が組み合わさって指数関数的に深まる緊急事態を生み出す、環境フィードバック・ループがますます増えてきています。Nexusは、このような状況を早期に発見し、警告を発し、対応するための時間を与えてくれます。このようなシステムが一刻も早く必要であり、アルゴランド財団の助成金はそれを実現するためのものです。そしてもちろん、アルゴランドは『グリーンなブロックチェーン』であり、私たちが構築するのに適した場所です。」
SEAの主要な科学顧問である海洋生物学者Kristina Loosenは、こう付け加えます。「SEA Nexusは、機関、研究者、一般市民を問わず、あらゆる分野にこれまで見られなかったデータの可用性を提供します。以前の世代の研究者は、生データをオープンにすることにしばしば懸念を抱いていましたが、新しい世代はオープンソースや科学的専門知識の共有を歓迎しています。Nexusは、データにアクセスしやすいというこの新しい動きを土台にして、気候危機と戦うために必要な科学研究を推進するものです。」
アルゴランド・エコシステムは、PlanetWatch、ClimateTrade、GaiaChain、IUCN、Global Carbon Holdingなどのパートナーと共に、ブロックチェーン・イノベーションを構築するためのより持続可能なアプローチを選択する道をすでに歩んでいます。Algo助成プログラムは、アルゴランド上に持続可能なアプリケーションを構築するイノベーターやデベロッパーにとって完璧なサポートとなります。」- アディ・ワゲンクネヒト（Addie Wagenknecht）グローバル・エコシステム技術運営責任者
「ブロックチェーンをコア・インフラとして考えたとき、アルゴランド上に構築されるSEA Nexusのようなアプリケーションは、私たちのネットワークのカーボン・ネガティブの足跡を自動的に継承することができます。私たちはSEA Nexusをアルゴランドのエコシステムに迎え入れ、このエキサイティングなパートナーシップに期待しています。」- アルゴランド財団 CEO ショーン・リー
SEAの詳細については、https://sea.earth/ をご覧いただくか、Twitterでフォローしてください。 アルゴランド財団の助成金プログラムの支援対象としてプロジェクトを提出することに興味がある方は、2022年1月12日に募集が再開される際にこちらから応募してください。
SEAについて
SEAは、環境にポジティブな影響を与えるブロックチェーンの可能性を追求するスコットランドの非営利団体です。SEAは、SEA Nexus（Algorandブロックチェーン上の環境データのグローバル・ネットワーク）の構築と同様に、地球上で最も活発な海洋保護団体であるシーシェパード、コーラルリーフ・アライアンス、海洋保護協会、ギリ・エコ・トラスト、PADIアウェア財団、フィッシュアクト、グリーンウェイブ、5ジャイアスの8団体に財源を提供しています。2021年7月、SEAはまた、新興の環境調査・活動プロジェクトに特化した世界初のキックスターター・プラットフォームであるSEAstarter（www.seastarter.org）を立ち上げました。SEAstarterが支援する最初のプロジェクトは、南アフリカ沿岸でeDNA法を用いてサメの個体数を追跡する研究イニシアティブで、11月に開始されました。
元記事：https://algorand.foundation/news/sea-nexus-grant
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