
アルゴランド創設者シルビオ・ミカリがCrypto Asia Summitに登場します。
2020年5月18日(月)午前10:00~
https://chaintalk.media/summit/
<追記>
動画(日本語字幕選択可>
https://vimeo.com/417473382/1b65eb9028
<日本語文字起こし>
おはようございます。
アルゴランドのコアテクノロジーについてお話ししましょう。
アルゴランドはブロックチェーンです。
ブロックチェーンとは?
それは分散型のデータベースで、
誰でも見ることができ、
誰でも書き込むことができ、
そして誰も改ざん出来ません。
ですので、ブロックチェーンには大きな可能性があります。.
改ざん不可能なデータベースを好まない人はいるでしょうか?
透明性を好まない人は?
信頼を生み出す能力を好まない人はいますか?
お互いを知らない者同士でですよ?
応用は無限にできます。
しかしながら、ブロックチェーンの挑戦には本当に様々な壁があります。
私たちの願望とテクノロジーの間にです。
人間として、大きな願望を持つことは非常に良いことです
非常に高い壁はあるでしょう。
でも、そんな願望を下支えするテクノロジーを持っていないとするなら、
私たちの願望は、アメリカでの言い方では"Pie in the sky"、
つまり絵に描いた餅以外の何物でもありません。
私の言葉を額面通りに受け取らないでください。
願望とテクノロジーの間を切り離すことは、
ブロックチェーンの世界においてはすごくはっきりしています。
トリレンマと呼ばれるものです。
イーサリアム創設者のブテリンによって提唱された有名なトリレンマです。
つまり、どんなブロックチェーンも次の3つを同時に満たすことはできないというものです。
分散化、セキュリティ、スケーラビリティ。
では、これが正しいのかどうか、ちょっと見てみましょう。
セキュリティがいらない人は?
誰もいません。
では、スケーラビリティは?
スケーラビリティを気にしない人というのは、友人や家族のためだけにブロックチェーンが必要な人でしょう。
それでいいのでしょうか?
世界は広いのですよ。
スケーラビリティは必須です。
そして分散化が必要ないという人は?
そもそも、ブロックチェーンがいる?という話になりますね。
そして幸運なことに、トリレンマは正しくありません。
正しいのは、これまでのほとんどのブロックチェーンは真の分散化を提供できていないということです。
発明された多くの技術をもってしても提供できないのです。
Proof-of-Work、Delegated Proof of Stake、Bonded Proof-of-Stake、などなど。
では、1つずつ説明しましょう。
Proof-of-Workは素晴らしいアイデアです。
ナカモトが考え出したものですね。もしくはナカモトさんたち。
これはどんなものでしょう?
私はブロックを選びません。あなたも選びません。
チェーンの次のブロックを選ぶのは、最初に非常に複雑な暗号の謎を解いた人です。
計算競争をするわけです。
競争に勝った人がブロックを提案します。
素晴らしいですね、でもとても遅い。
パズルを解くには時間がかかるからです。
暗号パスルをですね。そしてとてもお金がかかります。
そして究極的に中央集権化されていますよね?
莫大な費用がかかるのであれば、それを賄える人はどんどん少なくなります。
そしてシステムは事実上、中央集権化されてしまうのです。
願望したものの、中央集権化されるのはよくありませんでした。
中央集権化というのは、ブロックチェーンにとっては敵対的なものなのです。
そして、大量の熱を発しますし、多くのエネルギーを消費します。
不必要に地球を温暖化させます。
ついでにいうと、現状、ビットコインのブロックチェーンは日や週によりますが、わずか2つか3つのマイニングプールにコントロールされています。
次に、Delegated Proof-of-Stakeですが、非常にシンプルなアイデアです。
Delegated Proof-of-Stakeとは何か?
ここに21人いますね?
正直そうに見えます。
近い将来においては、みんな正直だとしましょう。
では、次のブロックを選択する私たちの代表として彼らを選んでみてはいかがでしょう?
問題は、この方法は中央集権化されるということです。
最初からです。
ビットコインの場合は、少なくとも最初は分散化していました。
時間とともに中央集権化していったのです。
Delegated Proof-of-Stake の場合は最初から中央集権化しています。
次のアイデア、次から次にたくさんのアイデアがありますね。
でもそのほとんどは以下の欠陥ロジックを共有しています。
そのロジックとは次のようなものです。
もし仮に、経済の小さな一部のうちの多数が正直者の手にあるとしたら、経済全体が安全である。
わかりますか?
困惑しましたか?
それでいいんです。
意味不明なんですから。
ここに経済全体がありますよね?
赤い丸のところ。
そして小さな緑の斑点。
それで?
経済全体を安全に保つ責任がある人々がいます。
それで、これがどうしたら機能するのでしょう?
なぜこんな取組みをしているのでしょう?
何をやっているのでしょうか?
ポイントは、何かが小さい時には操作しやすいということです。
彼らが経済の内部で持っている何かを失うとしても、彼らは小さな一部しか持っていないので大したことではありません。
彼らはおそらく他の何かで賄えるでしょう。
この小さな緑の斑点とは誰なのでしょう?
ほとんど見えません。
彼らはProof-of-Workにおけるマイナーです。
では教えて欲しいのですが、世界のGDPにおいてグローバル経済のどの部分がマイナーにあてはまるでしょうか?
からかってますか?
マイナーを見るには電子顕微鏡が必要でしょう。
Delegated Proof-of-Stakeにおいては,彼らは代表団なのです。
ではアルゴランドの場合は、どんな仕組みでしょうか?
アルゴランドでは、Pure Proof-of-Stakeを採用しています。
どんなものかというと、各トークンは同等のパワーを持ちます。
真に分散化しています。
100憶トークンがアルゴランドのエコシステムにあります。
各トークンは他のトークンと同じように、次のブロック生成に貢献することができます。
トークンはどこかに分別・隔離されるのでしょうか?
いいえ!
アルゴランドではトークンは隔離されません。
トークンはどこにあっても大丈夫です。
ブロックチェーンが提供する機会に投資され、ウォレットの中で、いつでも使えます。
ではアルゴランドが提供するものは何か?
もしトークンの大多数がどこにあろうとも、正直者の手にあればシステムは稼働します。
それだけのこと。
言い換えると、もしアルゴランドを壊したければ、経済の大部分を持つ所有者がお互いに共謀して、彼ら自身が大部分を持つ経済を沈めればいい。
そんなことをすることはまずないでしょう。
そんな感じです。
次にブロック生成についてですが、どのように生成するか?
各ブロックはランダムに別々に選出された1,000人、1,000トークンのコミッティによって生成されます。
別の言い方をすると、1,000トークンがランダムに選ばれるのですが、それらは誰かが所有するもので、この誰かがコミッティになって次のブロックを生成するのです。
次のブロックでは、次の1,000トークンが選ばれ、それらは誰かに所有されており、彼らが次のブロックを生成するコミッティになるわけです。
これが続いていきます。
もしあなたがコミッティの一員に選ばれた場合、何をすべきなのでしょうか?
何もしなくていいのです。
短くて簡単なメッセージを伝達するだけ。
それでブロックが生成されます。
お気づきかもしれません。
基本的な問題がありますね。
誰がコミッティを選ぶのか?
もちろん私ではありません。
私がすれば全くの中央集権です。
アルゴランドでは少し反直感的なものになります。
各コミッティメンバーは秘密裏に自身で選ぶのです。
ひどいアイデアだというかもしれません。
たぶん考えうる最悪のアイデアだと。
なぜならもし私が悪い奴なら、このブロックを生成するために自分を選んで、明日のブロックも、その次もずっと永遠に。
なぜなら可能な限り影響力を持ちたいから。
でもそんなに早くはいかないのです。
なぜか?
なぜなら選ばれるためには、あなたは勝たなければならないからです。
個別の暗号化された公正なくじ引きにです。
あなたのコンピュータで暗号的に公正なくじ引きが行われるのです。
つまりズルは出来ません。
たとえあなたが巨大な計算リソースのある大国を保有していても、くじ引きに最低でも当たる確率を上げることはできません。
したがって、スロットマシンのレバーを操作するように一度だけレバーを引いて、2つの結果しか出てきません。
勝つか負けるかだけ。
負ければ、コミッティには入れません。
次のブロックについて何と言おうとも完全に無視されます。
勝てば、当選チケットを受け取ります。
それは公正なくじ引きに勝ったことの数学的な証明となり、したがってコミティの一員になれるのです。
そしてあなたのすることは、ブロックに対する意見と一緒に当選チケットを伝達することです。
それで機能します。
なぜなら、このくじ引きは各トークン毎に独立して実行され、信じられないほど効率的だからです。
どれほど多くのトークンがシステム内にあっても実行可能です。
そして、勝つ確率はあなたが実際に保有する額に比例します。
では、なぜこのシステムが分散化していると言えるのか?
なぜなら各トークンがコミッティの一員かどうかを選択するために、個々にくじ引きを行うからです。
これ以上の分散化はありません。
そして非常にスケーラブルです。
このくじ引きをあなたのコンピュータの中で行うには、どれくらい時間がかかるでしょう?
1マイクロ秒です。1トークンの場合、1マイクロ秒です。
でも1億トークン持っていたら1憶マイクロ秒かかるのでしょうか?
違います。
本当に1マイクロ秒だけです。
いくらトークンを保有しているかは数学的に関係ないのです。
それで、これはスケーラブルなのでしょうか?
イエス。そして、すごく安全です。
なぜなら、ます私がとても大きな悪い奴で、力を持っているとします。
力があるので、一瞬で世界中の腐敗させたい1,000人を腐敗させることができるとします。
誰を腐敗させたいのでしょうか?
それは、私たちの代わりに次のブロックを選ぶ責任を持つコミッティです。
でも問題があります。
これらのコミッティのメンバーが誰なのか、私は知らないのです。
パリにいるこの男性を腐敗させるべきなのか、それとも上海にいるこの女性?
わかりません。
しかしながら、誰がくじ引きに勝つか、私にはわからないので、勝者が現れて、
「ここに当選チケットがあります」
「これが私のブロックに対する意見です」
と言って伝達すれば、私は誰が勝者かわかるのです。
すると私は瞬時に彼らすべてを腐敗させることができます。
でもこの時点では、時すでに遅しでしょう?
なぜなら、彼らの当選チケットとブロックに対する意見はネットワークを通してウィルス的に伝播しているからです。
そして、私は彼らが過去に言ったことに対する影響力を持たないのです。
言い換えると、システムは安全だということです。
なぜなら、前もって私は誰を腐敗させればいいのかを知らず、くじ引き後には、彼らの意見を覆させるような影響力を持たないからです。
どんな政府でもネットワーク上にウィルス的に伝播したメッセージを覆させることはできません。
なので、システムは安全なのです。
前もって私は腐敗させるべき相手を知らず、後から腐敗させるのでは遅いのです。
こうやってアルゴランドは有名なトリレンマを解決し、分散化されつつ、スケーラブルで安全なのです。
これがおおまかな基本です。
私たちの合意アルゴリズムの基本です。
では、合意アルゴリズムのほかにアルゴランドが何をするのかをお話ししましょう。
アルゴランドのアトミック・スワップについて、少しお話しします。
これは本当にアトミックです。
アトミックとは、分割できないということです。
それは同時に起こることでレイヤー1で起こります。
では、スワップとは?
もしくはトレードとは何でしょう?
とてもシンプルです
私はあなたが欲しい”X”を持っています。
あなたは私が欲しい”Y”を持っています。
なので、交換(スワップ)したいのです。
アルゴランド・ブロックチェーンはとても高速なので、私はあなたが欲しいアセットを5秒以内に渡すことができます。
もうあなたのものです
でも渡した後に言わなければなりません
「私があなたから欲しいアセットを忘れないでくださいね」
「アルゴランド・ブロックチェーン上で渡してくださいね」
もちろん、誰も先に渡したくはないでしょう。
最初にあなたのアセットを他人に渡してしまうと、その人に懇願する立場になるからです。
私たちは現実世界でこの問題をどのように解決していますか?
信頼できる仲介者を通して解決しています。
でも、信頼できる人を見つけるのは稀ですよね。
私は私のアセットをこの人に渡して、
あなたはあなたのアセットをこの人に渡して、
この人は私たちのアセットを持って逃げずに、
あなたのアセットを私に渡して、私のアセットをあなたに渡す。
稀ですね。
この世の中で、私と別の誰かが両方とも同じ人を知っていて、同じく信頼することは稀です。
もし大きな銀行があって、それが信頼されていると仮定して、彼らが2人の貧乏人を助けると考えますか?
高給取りの彼らが、貧乏な2人にとってはとても価値のある取引でも、
絶対的な価値は低い場合にです。
信頼できる仲介者を見つけるのは難しいのです。
存在さえしないかもしれません。
いずれにしろ、彼らはフィーを要求します。
実際、世界のGDPの実に6%はそんな信頼される仲介者による金融摩擦の中で失われているのです。
ですので、信頼できる仲介者というのはありがた迷惑なのです。
スマートコントラクトはどうでしょう?
レイヤー2のスマートコントラクトはたいしたことない。なぜか?
これまでのレイヤー2の古いスマートコントラクトはとても遅いからです。
高価で、エラーもとても多い。
お金や何かをスマートコントラクトに送信するとき、あなたはサイバー空間の中でそれらが消えてしまわないように祈らなければなりません。
では、私たちはどうするか。
Hash-Time-Locksを使います。
スマートコントラクトに似ていますが、Hash-Time-Locksは実はDoS攻撃に対して安全ではありません。
Hash-Time-Locksとは何か?
本質的には、まず私が一時的にあなたにブロックチェーン上のアセットを託したとします。
でも永久に与えたわけではありません。
ですので、あなたは私のためのアセットをブロックチェーン上にポストします。
それでスワップは完了です。
でも、私があなたのアセットをポストして、例えば、1時間以内に取り戻せるとします。
時計が動き始めます。
チックタック、チックタック。
なたが私のアセットをポストしようとしてないと思ったら、私はブロックチェーン上の取引にストップをかけます。
そして私のアセットを引き戻すことができます。
問題は、私が一時的にあなたのアセットを託した後、あなたには私の欲しいアセットをポストするのに1時間あります。
もしあなたがたくさんのbotなども使ってランダムなジャンクメールなどで私を攻撃し、膨大な数のメッセージをあらゆるコンピュータから送りつけることで私のメールボックスを機能不全にします。
私はメッセージを受け取れません。
メッセージをポストすることもできません。
ですので、私が最初にアセットをブロックチェーン上に置くと、私のアセットは1時間の間はあなたのものになります。
もしあなたが私を大量のメッセージで攻撃すると、私は時間内にブロックにメッセージをポストできません。
メッセージを止めることもできず、あなたは私のアセットをタダで回収できます。
ですので、Hash-Time-Locksでは取引停止のためにポストできるよう、割り当てる時間が十分に長く、DoS攻撃の採算が合わず、私が正直で普通にあなたと取引する場合にのみ機能します。
では代わりにアルゴランドではどうするのか?
私たちはこれを単一の取引で解決します。
私のアセットをあなたに託すためにボタンを押すとき、
私はあなたがあなたのアセットを私に託すボタンを押したかはわかりません。
でも気にする必要はありません。
なぜなら私はボタンを押すのが私だけだと知っていれば、
ブロックチェーン上には何もポストされず、
でも、あなたもボタンを押して、
これら2つの浮遊する合意があることになり、
お互いを見つけて、単一の取引になるのです。
そして単一の取引がブロックチェーンにポストされます。
つまり、取引は本当にアトミックなのです。
私は先にボタンを押すことを恐れる必要はありません。
あなたもボタンを押すまでは何も起こらないからです。
そういうことです。
安全にスワップできることがわかりましたね。
そして、単一の取引でアセットが移動することも。
そして、単一の取引で行なうことのメリットは誰もズルができないことです。
誰も先にする人がいないからです。
そしてこれはレイヤー1で行われます。
つまり、これまでの古いスマートコントラクトで行なわれるのではありません。
レイヤー1で行なわれるというのは、
まさに合意プロトコルそのもので処理されるということです。
言い換えると、一般的な決済と同じスピード、同じ安全性なのです。
エラーも起こりません。
レイヤー1で正確に処理されるからです。
これは古くからの取引のあるべき姿で、
まだましな方法で少なくとも今は使えます。
アルゴランドのアトミック・マルチ転送について少しお話ししましょう。
同じアイデアですが、大事な点は二者間だけのものではないということです。
1人でも、2人、3人でも、しばしば需要があります。
とくにサプライチェーンではお互いに決済が必要で、
そして異なる通貨を使います。
赤い通貨、青い通貨、緑の通貨、何でもいいですが、
ここで、私はあなたに支払いますが、
あなたは他の人に支払いをしなければならないとします。
このほかの人も支払わなければならない。
そして、これらすべての台帳が同時に承認されるには数か月かかります。
とてもややこしいです。
たとえ効率的な電信送金があっても、
誰も先にしたがりません。
すべての台帳が最新であると知っても、
異なる法定管轄権で異なる国の間です。
とてもややこしいです。
繰り返しますが、私たちはそれを一度で行ないます。
一度の単一のアトミック取引です。
そしてまた、個別にあなたはあなたの同意を広め、
あなた自身の支払いへの署名を広めます。
でも、それは同時進行の交渉の一部であることを知らなければなりません。
もしくは何も起こらず、お金はウォレットから出ては行きません。
繰り返します。
単一の取引では、ズルは出来ません。
エラーも起こらず、レイヤー1で実行されます。
同じ5秒という速さで、とてもややこしい複数決済が処理されます。
アルゴランドの技術を使って。
私たちの他の技術はというと、
そうですね。
トークン化したいアセットを、何でもトークン化できます。
ここに私が建てたオフィスビルがあるとします。
たくさんのお金を使いました。
私はこれを売りたいと思います。
どうやって売るか?
地元のお金持ちに売れます。
でも地元にお金持ちはあまりいません。
ですので、彼らが値をつけてきます。
これよりもっといいのは、
ビルをトークン化して世界中の誰でも少しずつ買えるようにすることです。
ビルの1000分の一とか1万分の一とか、100万分の一でも可能です。
私たちはこれをアセットを発行することで実行し、
アルゴランドがトークン化を担います。
繰り返しますが、レイヤー1での単一の取引です。
これまでのレイヤー2の古いスマートコントラクトではありません。
ですので、エラーもありません。
では、アセットとは何か?
あなたのトークンの定義は私と同じです。
なぜならそれは、合意アルゴリズムの同じレベルで実行されるからです。
これはまさにトークン化のあるべき姿、レイヤー1でのトークン化です。
では、ビルをトークン化した後、何ができるでしょう?
レイヤー1で、これら全てのトークンをオークションで売ることができます。
数百万人が入札に参加できます。
スケーラブルだからです。
どの入札も検閲されることはありません。
システムが分散化されているからです。
アルゴランドは極めて分散化しており、
すべての入札は可視化されています。
あなたが見る入札は私が見るものと同じことを知っていますので、
オークションの最後には全ての人が、
誰がオークションに勝ったのか、
誰がどれほどのトークンを獲得したのか、
誰がビルの何%を獲得したのかわかります。
そして誰も文句は言えません。
なぜならプロセスはすべて公正で、
価格が公正に決まったことを見ることができるからです。
本質的にこれはwin-winです。
もしあなたが上海のバンドにキレイな新しいオフィスビルを所有しているとします。
私はオークションに参加したい。
でも今は出来ない。
ですので、もしボストンからあなたのビルに入札できると嬉しい。
あなたは私よりも嬉しいでしょう。なぜ?
ようやくあなたは所有するビルの本当の価値を実現できるからです。
世界中の入札者が競争することによってです。
繰り返しますが、アルゴランドでは、
レイヤー1でオークションが可能なのです。
これはとても大きな利点です。
それで、アルゴランドは何を計画しているのか?
ブロックチェーン上でやりたい多くのことのための
レイヤー1の多くのテンプレートの開発です。
アトミック・スワップ、トークン化、
オークション、Post-and-Sale、エスクローシステム、担保ローン
単純な貸金もできます。
いろいろあります。
「みんな歓迎」金融の世界へようこそ!
これらの洗練された金融取引をご利用いただけます。
誰でも、とても良心的な価格で。
実際、私たちの効率性によって、一般的な決済や送金は、
1/1,000 Algoというコストで5秒で済みます。
アトミック・スワップはもっと価値があります。
仲介者はもう不要です。1/1,000 Algoでアトミック・スワップが可能です。
5秒です。
入札するのも1/1,000 Algo。
新しいトークンの発行も1/1,000 Algo。
そういえば、誰も使わない大量のトークンを追跡する必要はないです。
残高に1/10 Algoがあれば、ウォレットはどんなトークンでも保管できます。
最低1/10 Algoの残高があればいいです。
そうすればお金が無くなることはありません。
残高が全くないと、あなたはものすごく大量のトークンを追跡するシステムを維持しなければなりません。
これが摩擦のない金融です。
繰り返しになりますが、摩擦は私たちの多くの富を散在させ成長を阻害するのです。
まともな理由もなく、この摩擦の中で失う世界のGDPの6%を
私たちが負担しなければならないからです。
そして開発途上国経済が成長するのを妨げてしまう。よくないですね。
摩擦のない金融は誰にとってもより良いものです。
これまで私は私たちの合意プロトコルの独自性について、
またレイヤー1戦略の独自性についてお話ししました。
次の展開をお話ししたいと思います。