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週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 71 【2022年9月10日発行】

更新日:2022年9月19日


週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 71 【2022年9月10日発行】


【目次】


1.注目ニュース

(1)アルゴランド・プロトコルのアップグレードにより、トラストレスなクロスチェーン通信と5倍高速なパフォーマンスを実現するState Proofsを導入

(2)アルゴランド財団、最高執行責任者(COO)にディアドレ・ハリガンを任命

(3)Wholechain、サプライチェーンの可視性を向上させる新たなブロックチェーン・プロバイダーとしてアルゴランドを選定

(4)アルゴランド財団のHodlnautとの状況に関して


2.助成金/資金提供ニュース

(1)新興のDeFi-as-a-Serviceインフラ市場のパイオニアであるULTRADE、240万ドルのシード資金を獲得


3.パートナー・ニュース

(1)次の100万人のゲーマーをオンチェーンへ - Pera Wallet x Zone!


4.プロジェクト紹介


5.イベント案内

(1)アルゴランド・ジャパン 日本発プロジェクト進捗発表会 2022年9月3日(土)19:00

(2)今後の大規模イベント


6.開発者向け情報

(1)相互運用性、スピード、そしてオンチェーン・ランダムネス

(2)クロスチェーン・ブリッジはより高い安全性を求める


7.日本コミュニティ

(1)各種SNS情報

(2)日本発プロジェクト


8.注目コンテンツ

(1)アルゴランドとは、そしてどのように使われているのか? 財団CEOステイシー・ウォーデン

(2)中央銀行デジタル通貨レポート:エグゼクティブサマリー


ーーー


【はじめに】


ついにアルゴランドのメインネットにState Proofsが導入されました。

これでPoSチェーン間であればトラストレスなクロスチェーン・コミュニケーションが可能になります。


ブロックチェーンは都市や国家に例えられることが多いのですが、それは国家の三大構成要素である土地・国土(プラットフォーム)があって、国民(ユーザー/ホルダー)がいて、統治機構・政府(ガバナンス/コンセンサス・メカニズム)があるからです。これに加えて他国との関係を取り結ぶ「外交能力」も入れて四大要素と言われることもありますが、この外交能力がクロスチェーンに当たるものとも言えます。


そんなブロックチェーンの間を行き来するための従来のクロスチェーン・ブリッジの仕組みは、かなりいびつなものでした。

外国に行く場合、まずは自国にある隔離施設に入れられ、入ったことを行き先の国に伝えると、その国内で自分のクローンが生成され、そのクローンがその国内を自由に動き回れるようになります。そして帰国する際は、そのクローンは消滅させられ、そのことが確認できると晴れて隔離施設から放たれて自国で自由になれるという仕組みです。そもそも自分は一人なのだから、クローンが動けるのであれば自分は隔離施設にいても問題ないとも言えますが、問題はその隔離施設が攻撃されてしまうリスクがあることです。その場合、自分はどこかに連れ去られ、クローンはその元がいなくなったので存在価値がなくなり、帰国できなくなってしまいます。またそもそもその隔離施設やクローン生成は中央集権的な組織(仲介者)が担うという問題もあります。


State Proofsはそんないびつな仕組みを無用にし、いわばパスポートを体内に内蔵するような形で自分の状態を記録することで、自由に国内外を行き来することを可能にするものだと言えます。するとどんなことが起きると予想されるでしょうか?沢山の人がいても好きなときにいつでも自由に動けて(スケーラビリティ)、安心・安全で(セキュリティ)、分散化していて(民主主義)、コストもかからないところにヒトは集まるはずです。ヒトが集まるところには、モノ、カネ、情報も集まります。これからが楽しみです。





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