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週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 44 【2022年2月24日発行】



週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 44

【2022年2月24日発行】


米国MIT発パブリック・ブロックチェーン「アルゴランド(Algorand)」の最新情報プラスαを毎週木曜日にお届けします。皆様からの協業・提携、助成金申請、イベント共催などの各種ご提案も絶賛受付中!お気軽にお問い合わせください。 【目次】 1.注目ニュース (1)Algorandの導入が加速する中、EVM互換性に焦点を当てた1,000万ドルの助成金を発表 (2)フランクフルト・スクール・ブロックチェーン・センターと提携し、分散型金融の分野でリーダーシップを発揮できる人材を育成 (3)BlockBeamと提携し、学生をブロックチェーン・エコシステムへ (4)Guardrail、AWS MarketplaceでAlgorandブロックチェーンの一般提供開始を発表 (5)NYUと提携し、クラウドベースのアプリケーションにおけるプライバシー向上を目指す 2.助成金ニュース (1)AlgoHubがアジア太平洋地域でAlgorand開発者コミュニティを成長させることを支援 (2)Capi、最新の助成金受領者としてアルゴランド・エコシステムに参加 (3)オックスフォード・インターネット・インスティテュートのフェローを支援し、デジタル・アイデンティティの管理に関する世界的な取り組みを研究 3.パートナー・ニュース (1)AlgofiがDex機能をローンチ (2)流動性の新拠点:Pactがメインネットに登場 (3)Algomint、2022年3月30日にガバナンス・トークンの公開を発表 (4)アルゴランド・エコシステムのマップづくりWar勃発 4.イベント案内 5.開発者向け情報 State Proofsについて 6.ジャパンの動向 7.注目コンテンツ 8.その他

【はじめに】 国際的な政情不安によって金の価格が上がっているのを見ると、やっぱりいざとなったら金が一番の安全資産なのかもと思いますが、では金を価値の裏付けとするトークンがいいのかと言われると、その金を保管する中央集権型機関を信頼する必要があるので微妙な感じになります。そこで「デジタル・ゴールド」ことビットコインの出番と思いきや、やはりどうしても価値の裏付けのなさが払拭できず、マイニングという非生産的な仕組みに支えられている点からも安全資産とはみなされないという結果になっています。 ではPoSをベースにしたクリプトがいいのかというと、それだけではだめで、そのプラットフォームを利用した経済圏が広範に実体経済とリンクして普及していない限りは厳しく、さらにその経済圏のサイズだけではなく、そこでそこのネイティブのクリプトが仕組みとして必要不可欠なユーティリティを持ち、かつ実際にそのユーティリティを発揮しているかにその価値がかかってきます。そんなものはまだ存在していません。 アルゴランドはTVLだけを見るとまだあまり多くのユーザーに利用されていないと言えるものの、コミュニティ・ガバナンスには数千億円がコミットされていますし、各国の政府系プロジェクトの基盤技術に採用されていたり、中央銀行デジタル通貨に関しては10数カ国と協議していたりと、着実に現実世界に浸透していっています。現実世界において必要不可欠な技術インフラになることで、その価値は安定したものになっていきます。その観点から他のプラットフォームの動向と比較してみることで、見えないものも見えてきます。




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