週刊アルゴランド・ジャパンVol. 25【2021年10月11日発行】

週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 25【2021年10月11日発行】



米国MIT発パブリック・ブロックチェーン「アルゴランド(Algorand)」の最新情報プラスαを毎週月曜日にお届けします。皆様からの協業・提携、助成金申請、イベント共催などの各種ご提案も絶賛受付中!お気軽にお問い合わせください。


【はじめに】 アルゴランドが解決している「ブロックチェーンのトリレンマ」とは、スケーラビリティ、セキュリティ、分散化(非中央集権化)の3つを同時に成り立たせるものですが、当然ながらこの中で最も大事なのは分散化です。分散化が必要ないのであれば、既存のクラウドなどを利用すればいいだけの話。 とはいうものの、そもそもブロックチェーンを活用した様々なサービスを利用するには、スマホやPCなど中央集権型メーカーが提供する製品はもとより、日本ではNTTやソフトバンクなど中央集権型IT企業が提供する通信サービスなくしては無理です。更に言うと、物理的な世界で社会生活を送るには中央集権型政府、自治体、各種企業・組織などによって構築されている社会インフラが必須です。当然ながら法定通貨もその一部で、いくらクリプト至上主義者がイキんだところで日本では「日本円」への変換なくして生活できません。「クリプトだけで生活できるか?」みたいな企画があったとしても、所詮は最終的には日本円に変換しています。 なので、クリプトと現実世界のブリッジが必要とされ、アルゴランドはその中でもまずは「金融」」にフォーカスし、伝統的金融と分散型金融をブリッジする「FutureFi(未来の金融)」を旗印に掲げています。現実を無視してDeFiだDappsだと騒いでみたところで、盛り上がるのはごく狭い世界だけで、一般社会には届きません。仮想通貨取引が盛んになっても、中央集権型取引所を利用してるだけではただ単に「儲かった、損した」の話だけで、そもそもそこにブロックチェーンはほとんど何の関係もありません。かといって一気に分散型取引所が主流になることもないです。利用方法はもとより、その仕組みを理解するのも難しすぎます。 結局の所、技術革新に遅れを取らないだけの教育機会の提供が急務となっています。それも単発のやっつけ仕事ではなく、しっかりと体系立てて構築されたプログラムが必要です。その流れの中でアルゴランドは先日の大学・非営利研究機関向けの総額1億Algo「ACEプログラム」を開始しましたが、これと並行して誰でも参加できる一般向けのプログラムも必要となってきています。アルゴランド・ジャパンもこの分野に注力していきます。


=================================== 1.注目ニュース



(1)大学・非営利研究機関向け助成プログラム開始。10年間で1億Algoを投入!

ACE(Algorand Centers of Excellence)プログラムは、ブロックチェーンと暗号通貨の分野で長期的かつポジティブな影響を与えることを目的とした、大学との連携による取り組みとして発足します。アルゴランド財団のミッションへのコミットメントとして、ACEプログラムは、今後10年間で1億ALGOトークンの予算で開始されます。大学や非営利の研究機関は、3年から5年の間、センターの立ち上げと運営に必要な費用を賄うための資金を申請することができます。 アルゴランド財団は、この取り組みを開始することで、あらゆる地域で創造、構築、管理、革新を行うことができる、多様で勇気ある世代のブロックチェーン・ネイティブの育成を支援します。 >Algorand Centers of Excellence Program *14日(木)12:00am(JST)、本件に関するウェビナーが開催されます。 >アルゴランド財団、アルゴランド・センターズ・オブ・エクセレンス・プログラム(ACE)を開始



(2)金融業界のメインストリームから人材招聘

アルゴランド財団は、ステイシー・ウォーデンを理事に迎えることになりました。 ステイシーは、8年間にわたりMilken Instituteのグローバル市場開発プラクティスを担当し、持続可能な開発目標を推進するために、資本市場、クリプト/ブロックチェーン、フィンテック、革新的な金融の強化に関するイニシアチブを主導または監督していました。ミルケン研究所に入社する前は、J.P.モルガンのEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の公共部門を6年間担当し、ニューヨークのソブリンDCM部門に2年間勤務しました。J.P.モルガン以前には、Nasdaqのマイクロキャップ企業向けの2つの市場を担当し、公共/NFPセクターでは、米国財務省、Center for Global Development、Harvard Institute for International Developmentで上級職に就いていました。 ステイシーは、50カ国以上で仕事やビジネスをした経験があり、ソブリン・ウェルス・マネジメント、資本市場の開発、包括的で貧困削減のための金融革新などの問題について、助言、講演、執筆を幅広く行っています。アルゴランド財団のほか、Global Blockchain Business CouncilとEnergy Hub for Growthの理事を務めています。また、内閣が任命するルワンダ資本市場庁の理事会の議長を務めています。また、国連資本開発基金(UNCDF)、欧州議会の科学技術委員会(STOA)、米国金融技術協会の諮問委員会など、注目を集めるいくつかの諮問委員会にも参加しています。 >アルゴランド財団、ステイシー・ウォーデン(Staci Warden)を理事に招聘




(3)イタリアのオリーブオイル業界サプライチェーンにアルゴランドを導入 イタリア最大のオリーブおよびオリーブオイル生産者の組織であるイタリア・オリヴィコラ(イタリアの15の地域で25万人以上のメンバー)は、Euranetと協力して、オープンでパブリックなアルゴランド・ブロックチェーンを活用した革新的なサプライチェーン・ソリューションの開発と導入に取り組んでいます。オリーブオイルの最高の品質基準を確保し、その原産地、加工、保存に関する製品情報をアクセス可能で透明性の高いものにすることができます。 >イタリア最大のオリーブオイル生産者コンソーシアムがEuranetと提携、安全で持続可能なアルゴランド・ブロックチェーンを採用してサプライチェーンの透明性と効率性を改善




(4)アルゴランド開発者はFIDO認定の生体認証を簡単に統合可能に アルゴランド財団は、FIDO認定の認証プロバイダーであるLoginIDへの助成金の支援を発表しました。この助成金により、LoginIDはアルゴランドのエコシステム向けにAPIやSDKSのスイートを有効化するための技術的な道筋を構築する研究を行うことができます。アルゴランドの開発者や企業にとって、これはFIDO認証を利用してスマートコントラクトをワンタッチで実行することを意味し、プラグインやダウンロードを必要としません。また、FIDOを統合することで、個人の生体情報と取引を結びつけるデジタル署名とレシートである「取引確認」のメリットも得られます。 >LoginIDアルゴランド財団、LoginIDへの助成金授与を発表




(5)NFTエコシステムに新たなプラットフォームが誕生 Abrisは、アルゴランド上に構築され、キュレーションされたNFTマーケットプレイスとホワイトレーベルNFTソリューションの提供開始を発表しました。 >Abris.io >Abris.io、環境に優しいNFTマーケットプレイスとホワイトレーベルのNFTソリューションをアルゴランド・ブロックチェーン上で提供開始




(6)ソーシャル・アート・プラットフォームkollector.ioが助成金獲得 Kollektor.ioは、ソーシャル・アート・プラットフォームのためのNFTサービスを開発し、アーティストに低額の取引手数料でデジタル資産を販売する能力を提供するための助成金を獲得しました。 Kollektor.ioは、デジタルアートを収集する際の体験を向上させるウォレット・アプリを作成する予定です。最初からアルゴランドのNFTがサポートされ、その後、環境に優しい厳選されたNFTトークンがサポートされます。初期の機能としては、個人的なコレクションの管理、NFTのメタデータの閲覧、NFTのカスタマイズされた視聴体験などが予定されています。 >kollektor.io >Kollektor.io、ソーシャル・アート・プラットフォーム向けNFTサービスの開発で助成金を獲得




(7)早期権利確定の完了 アルゴランド財団は、アルゴランド初期支援者/ノード運営者プログラムに連動した早期権利確定プログラムであるEIP- 11252019AFが完了したことをお知らせします。10月5日時点で、本プログラムに関連する約31億Algoが権利化されました。今年の複数の早期権利確定イベントの結果、Algoの流通供給量は約61.5億Algo、流動供給量は約67億Algoとなりました。 >早期権利確定の完了


(8)その他 - アルゴランドのメインネット上にAMM(自動マーケットメイカー)、わかりやすく言うとアルゴランド版ユニスワップであるTinyman(タイニーマン)がリリースされました。その直前には20の投資家から250万ドルの資金調達も実施しています。 - OpulousがLil PumpとEDMスターのKshmrと提携し、ファンが彼らの音楽に投資可能に。 - Opulousはまた米Republicを通じて「Security NFT」を発行。コンプライアンス重視の戦略で430億ドル規模の音楽市場に創造的破壊をもたらします。 - YieldlyがThe 2021 Enterprise Blockchain Awardsのファイナリストにノミネート。



=================================== 2. アルゴランド・ジャパンの現在の優先ミッション 続々登場する各DeFiの解説記事シリーズをメディアで展開したいところです。 またアルゴランドが世界中で展開しているアクセラレータ・プログラムを日本でも実施したいと考えて、色んなところに打診中です。ちまちまやる気はないので、業界リーダーや大手企業と組む予定。また日本の開発チームの参加を募ると同時に、海外のプロジェクトの日本市場進出アクセラレータも企画中です。 *基本的に「バウンティ・プラットフォーム」にて掲載していく予定です。 <これまでの既報ミッション>  *詳細はバックナンバーをご参照ください。 (1)【開発パートナー募集】 (2)【$ALGO決済導入先募集】 (3)【ユーチューバー/コンテンツ・クリエイター募集】 (4)【ウォレット日本語化】(済) (5)【開発者ポータル日本語化】 (6)【各分野担当アンバサダー募集】 (7)【アルゴランド上の各プロジェクトの日本向けプロモーション担当者募集】



=================================== 3.イベント案内



(1)Developer Office Hours October 19th | TBD November 2nd | TBD




(2)アフリカ・ブロックチェーン・レポート 10月21日(木)16:00(ヨハネスブルグ時間) アルゴランド財団と提携しているアフリカ・ブロックチェーン・インスティチュートによるレポートで、ナイジェリア、南ア、チュニジア、ケニアにおけるブロックチェーン活用の現状が報告されます。




(3)DeCipher - The future is built on Algorand 11月29-30日 マイアミ アルゴランド・オールスターが一堂に会する一大イベント。 マイアミで開催されますが、もちろんオンラインでも参加可能です。 この初の2日間の体験は、アルゴランドの未来を解読するDapps構築者、企業、投資家、戦略的ステークホルダーのコミュニティを招集します。 Decipherでは、DeFi、NFT、新クリエイター経済、ゲーム、DAOなどにおけるブロックチェーン・ベースのソリューションの現在と未来の機会を探る会話やハンズオン・セッションが行われます。

=================================== 4. ユースケース紹介



Tinyman Tinymanは、再構築された分散型取引プロトコルで、アルゴランド・ブロックチェーンの高速で安全なフレームワークを利用して、トレーダー、流動性プロバイダー、開発者のためのオープンで安全な市場を構築します。経験豊富なフィンテックのバックグラウンドを持つチームによって構築されたTinymanは、DeFi、つまりブロックチェーン上で動作する金融ツールの可能性を最大限に実現し、遠く離れたユーザーにも包括的でアクセスしやすく、利益をもたらすことを使命としています。コミュニティを重視し、安価で高速、完全にパーミッションレスなTinymanプロトコルにより、ユーザーは、AMM(Automated Market Maker)アルゴリズムを使用して、流動性プールを介して任意のアルゴランド標準アセット(またはアルゴ)を取引することができます。 Tinymanによるアルゴランドの利用方法 Tinymanは、独自のPure Proof-of-Stake(PPoS)コンセンサス・メカニズムを利用したアルゴランド・ブロックチェーンの分散型レイヤー1ソリューションを活用することで、スケーラビリティとユーザビリティの課題(新興のDeFiエコシステムにとって大きなハードル)を克服することができました。Algorand PPoSプロトコルにより、Tinymanのようなプラットフォームは、参加者に大きなコストをかけることなく、高い取引レートを維持しながら、エネルギー効率が高く地球に優しいままで、数百万人のユーザーにスケールアップすることができます。 >Tinyman >Tinymanに関するFAQ >チュートリアルなどのがあるYoutubeチャネル


=================================== 5.今週の注目コンテンツ



(1)開発者に優しいブロックチェーン・エコシステムを提供するアルゴランド。その方法をご紹介します。 ブロックチェーン・アプリケーションの構築の複雑さは、ブロックチェーンの普及を妨げる最大のハードルの1つです。アルゴランドは、開発者が様々なプログラミング言語を使ってアプリケーションをコーディングし、それを簡単にブロックチェーン上にデプロイすることができる、非常に開発者フレンドリーなブロックチェーンを提供することで、この課題に取り組んでいます。 アルゴランドが開発者に優しいブロックチェーン・エコシステムである理由についてご説明します。




(2)アルゴランド財団CEOショーン・リーとAIKONのCEOマーク・ブラインダーによるファイヤーサイド・チャット アルゴランドの概要、NFTのトレンドから、ブロックチェーンの二酸化炭素排出問題、グローバルな規制状況、大規模な社会実装に至るステップ、さらに「古今東西の著名人のなかで一緒に食事に行くとしたら誰か?」といった質問への回答まで、縦横無尽に語っています。


=================================== 6.コミュニティ (1)公式ツイッター フォロワー数2,115。  13日(水)に南国48@メタバース(@aril717yoko)さん企画のイベントをTwitterスペースで開催します。ご提案いただければ、どんどん参加していきます。 >アルゴランド日本公式ツイッター (2)公式テレグラム メンバー数1,374。 「困ったときはテレグラム」の流れができています。 テレグラムやジャパン・サイトに寄せられたQ&Aサイトを作ると便利かなと企画中です。 どんどん情報共有したり、色んな意見も出して議論してください。ただし公式情報は公式アカウントが出す情報のみですので、その点だけご留意ください。 >アルゴランド日本公式テレグラム (3)公式グッズ まだTシャツを買ってない方、あと少しだけあります ご購入はこちらから。 ちなみに10月27-29日に幕張メッセで開催されるブロックチェーンExpoで10枚(M5、L5)ほど持参して配布予定です。 (4)PoLアルゴランド・カリキュラムへのフィードバック 合計57名の皆様から貴重なフィードバックを頂きました。頂いた内容は翻訳して財団とも共有し、今後のコンテンツ制作に生かしていきます。 そしてAlgo当選者の方々にはツイッターDMもしくはメールで本日(10月11日)ご連絡させていただきました。 100Algo1名、50Algo3名、20Algo4名、10Algo2名の合計10名に総額350Algoとなります。 ご協力ありがとうございました!