週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 11【2021年7月5日発行】

週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 11【2021年7月5日発行】



米国MIT発パブリック・ブロックチェーン「アルゴランド(Algorand)」の最新情報プラスαを毎週月曜日にお届けします。皆様からの協業・提携、助成金申請、イベント共催などの各種ご提案も絶賛受付中!お気軽にお問い合わせください。


【はじめに】 アルゴランドが解決した「ブロックチェーンのトリレンマ」とは、スケーラビリティ、セキュリティ、非中央集権・分散化の3つを同時に成立させるものですが、現在のブロックチェーン業界で多く利用されているプラットフォームの多くは3つ目の非中央集権・分散化を犠牲にして成り立たせています。妥協の産物からは、世界を革新するものは誕生してきません。もちろんCBDC(中央銀行デジタル通貨)などのように、プライベート型でないと実現が難しいものもありますが、アルゴランドの場合はこれをCo-chainで実現し、各Co-chain同士をメインのパブリックチェーンを介してつなげる仕組みを構築しています。これは実際に運用が始まれば、その重要性がわかってくるでしょう。最近のNFT関連の動きを見ていると、プライベートチェーン上でNFTを発行するという微妙なものも散見されます。知識武装しておかないと何の価値もないものを高値で掴まされてしまうリスクが非常に高い状況です。「技術はわからない」とはじめから投げ出してしまわず、具体的なユースケースなどを調べて理解しようという姿勢でいれば、少しづつわかるようになってきます。専門書を読んでもほとんど頭には入ってきません。これからアルゴランド上に多種多様なアプリケーションが登場してきますので、身近に思えるものをまずはピックアップして自分の頭で理解するようにしていきましょう。そうすると将来、勝ちます。必ず。


=================================== 1.注目ニュース



(1)Algorand Virtual Machine(AVM)で開発者を強力サポート

Algorand Virtual Machine(AVM)は、スマートコントラクトの開発を改善し、開発者が強力なdAppsを作成するための機能をさらに充実させることを目的としています。 スマートコントラクト開発への新しいアプローチにより、成長中のアルゴランド開発者コミュニティは、強力で高速かつコスト効率の高いスマートコントラクト&dAppsを容易に作成することが可能になります。 <アルゴランド仮想マシン(AVM) 0.9 概要>

  • AVMがループやサブルーチンをサポートするようになりました。

  • アトミック・トランスファーでコントラクト・コールを組み合わせると、それらの間でデータを共有することができるようになりました。

  • プールされた取引手数料を使用して、一方の当事者が他方の当事者の取引手数料を支払うことができるようになりました。

  • AVMでは、動的なオペコード・コスト評価を使用するようになりました。これにより、より大規模でモジュール化されたスマートコントラクトが可能になります。

  • ステートフルなスマートコントラクトがより大きくできるようになりました。

  • アプリケーションのトランザクション配列のインデックスがより多様になりました。

  • グローバルおよびローカル・ステートのKVペアをカスタマイズして、ストレージを最大限に活用できるようになりました。

  • アセットがより大きなURLをサポートするようになりました。

  • byteslice算法により、512ビットの算術演算がサポートされました。

  • TEALに多くのオペコードが追加されました。

>アルゴランドのアップグレードにより、ブロックチェーン・アプリケーションの開発が容易になり、Algorand Virtual Machine(AVM)が金融の未来を支える >Introducing Algorand Virtual Machine: AVM 0.9 Release



(2)2021年MIT Bitcoin Expoのハッカソンから誕生したFortior、アルゴランド上にガバナンス・メカニズムとボラティリティー予測器を作成 Fortiorは、AIとアルゴランド・ブロックチェーンを活用して、時代遅れの投票システムや方法に関連する多くの問題を解決するガバナンス・プロトコルを動かす革新的なソフトウェアを作成します。また、Fortior Blockchainは、分散化の精神に基づき、Algoの価格変動を予測できるアルゴリズムを構築することを計画しており、その結果、より広いコミュニティのメンバーが投資を行う前に、より良い情報を得ることができるようになります。 >Fortior >Fortiorがアルゴランドと提携し、アルゴランド・ブロックチェーン上にAIを活用したガバナンス機構と金融資産を構築




(3)英国Copper、アルゴランド上の資産のより安全な保管方法を提供 デジタル資産のカストディと取引ソリューションのリーディング・プロバイダーであるCopper.coは、アルゴランドのネイティブ・トークンであるALGOと、アルゴランド標準アセット(ASA)のサポートを提供することを発表しました。

  • Copper Platform - 複数の取引所、ホット・ウォレット、コールド・ストレージにあるデジタル資産を1つの空間で管理するための安全な閉鎖環境。デジタル資産の保管は、CopperのMPCテクノロジーを使って安全に行われます。これは、1つの秘密鍵ではなく、3つの分離された鍵のシャードを作成するもので、オンライン取引での鍵の露出のリスクをほぼ排除します。

  • Copper Clearloop - 独自のクリアリング・ネットワークで、Copperの安全なオフ・エクスチェンジ・カストディアンからの即時取引を可能にし、暗号資産取引所で資産を保有することで生じる問題を解決します。さらに、ClearLoopが提供する即時決済により、市場の動きに対する反応が早くなるため、より機動的な取引が可能になります。

>Copper >アルゴランド、Copperのデジタル資産カストディ・ソリューションを統合し、成長するエコシステムをサポート >【CoinDesk】Algorand Gets Cozy With Crypto Custodian Copper



(4)その他 - ガバナンス・プログラム、 レファレンダム期間の開始 - QVote、クリプト・コミュニティのための完全に分散化された二次投票プラットフォームを構築するための助成金を受領 - 音楽業界DeFiのOpulousがTrsutSwapでトークン・オファリングを実施 - Yieldlyが総額1600万YLDYの初のエアドロップ実施 - アルゴランド上のDeFiプロジェクトAlgoMintが150万ドルのシードラウンド資金調達 - FacebookメッセンジャーでAlgo残高の確認が可能に - チューリッヒ大学「UZH Summer School: Deep dive into Blockchain」にアルゴランドのソリューション・アーキテクトがゲスト・スピーカーとして参加 - USDコイン、約10のブロックチェーンに拡大──テザーを超える数に


=================================== 2. アルゴランド・ジャパンの現在の優先ミッション 今後は基本的に「バウンティ・プラットフォーム」にて掲載していく予定です。 <先週までの既報ミッション>  *詳細はバックナンバーをご参照ください。 (1)【開発パートナー募集】 (2)【$ALGO決済導入先募集】 (3)【ユーチューバー/コンテンツ・クリエイター募集】 (4)【ウォレット日本語化】(済) (5)【開発者ポータル日本語化】 (6)【各分野担当アンバサダー募集】 (7)【アルゴランド上の各プロジェクトの日本向けプロモーション担当者募集】



=================================== 3.イベント案内




(1)7月8日(木)21:00〜、テレグラムでアルゴランドAMA開催! 7月8日(木)21:00〜、テレグラムでアルゴランドAMA(Ask Me Anything)を開催します。 上海からアルゴランド財団のアジア市場マーケティング・マネージャーのサマー・ミャオ、マルタから日本のコミュニティ・チャンピオンのAkio、そして大阪から日本のアルゴランド・アンバサダーのビニールが、皆さんからのご質問にお答えしていきます。 >アルゴランド日本公式テレグラム



=================================== 4. ユースケース紹介 Monerium(モネリウム) Moneriumは、デジタル通貨をアクセス可能で安全、かつシンプルに取引できるようにすることを使命とする金融テクノロジー企業です。Moneriumは、ブロックチェーン上で規制された電子マネーの発行を認可された世界初の企業です。Moneriumが発行する電子マネーを利用することで、個人や企業は、従来の金融機関や決済事業者を介さずに、プログラム可能なデジタル通貨をオンラインで保管・送信することができます。 Moneriumによるアルゴランドの活用方法 Moneriumがアルゴランドを活用している理由は、ステートレス・スマートコントラクトやスケーラブルなプルーフ・オブ・ステーク・コンセンサスなど、多くのメインストリームのユースケースに重要な機能が組み込まれているためです。Moneriumがアルゴランドをサポートすることで、アルゴランド・コミュニティは、EU、アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン全域で、米ドル、ユーロ、イギリス・ポンド、アイスランド・クローナで、完全にプログラム可能で換金可能な電子マネーを活用することができ、直接的な規制遵守につながります。 >Monerium >Monerium(モネリウム):アルゴランド・プロトコルでのプログラマブルで償還可能な電子マネーのサポート



=================================== 5.今週の注目コンテンツ

(1)ブロックチェーンの相互運用性:それは何なのか?なぜ重要なのか? 相互運用性がないということは、例えばGmailをヤフーメールに送れないという不便な世界です。ブロックチェーン上に構築される各種アプリケーションが大規模に社会実装されるためには相互運用性は欠かせません。この記事でより理解を深めましょう。 (2)Boston’s Circle drives the next big thing in digital money — stablecoin(ボストンのCircle、デジタル・マネーの次の大波であるステーブルコインに打ち込む) 米ドルにペッグしたステーブルコインUSDCを発行するボストン拠点のCircleが躍進中です。同社のチーフ・ストラテジー・オフィサーであるダンテ・ディスパルテ氏は、「Circleは、インターネット上の決済において、インテルのような企業がコンピュータの処理において果たす役割を担っている」と主張しています。現実世界で最強のドルのポジションは、インターネット上でもそう簡単には崩れないでしょう。同じボストン拠点のアルゴランドはスピード、ファイナリティ、セキュリティ、スケーラビリティなどの面でUSDCの普及を強力にサポートしています。 (3)Algorand Price Prediction Forecast 2021-2025(アルゴランド価格予測 2021-2025) アルゴランドではトークン価格の話はしませんが、この記事のような価格分析(予測)は参考になることもありますので、余興としてお楽しみください。

=================================== 6.コミュニティ (1)公式ツイッター 公式ツイッターは今のところ公式のニュース配信がメインですが、そろそろ「人格」をもたせて色々配信していくのもありかと思案中です。 >アルゴランド日本公式ツイッター (2)公式テレグラム メンバー同士で活発にやり取りがされています。 チップの仕方がいまいち浸透していないようなのですが、単純に「/tip [贈りたい人のアカウント名] [額:例えば0.1 Algo」」だけです。間違った操作をした場合は、ご自身で削除するようにお願いします。 ★利用するにはテレグラムのsettingで自身の「username」(@xxxxxx)を設定する必要があります。usernameのないアカウントにチップを送ることもできません。 前述のとおり、7月8日にはおまたせしていたAMAを開催します! またココメシオさん制作のアルゴランド・ロゴ入り特製ポシェットですが、当初はプレゼント用の企画でしたが「買いたい!」というご要望が多かったため、受注販売が可能になっています。ポシェットでなくても、ココメシオさんの他の製品へのロゴ入れなども可能ですので、ぜひ色々オーダーしてみてください。すでに30以上のオーダーが入っているそうです。 >ココメシオ >アルゴランド日本公式テレグラム >グローバルのアルゴランド・コミュニティへのご登録はこちら



=================================== 7. その他色々 (1)今週の視点 アルゴランドのミッションは、フリクションレスなボーダレス経済の構築、つまり国境を超えた価値の移転を容易かつ低コストで実現すること。これはブロックチェーン/暗号資産が目指す共通の世界観であるはず。最近話題の、国内で8%の手数料を取る案件など異世界の話と言えます。 (2)今週の数字 「17億人」 世界には銀行口座を持たない人が17億人いると言われています。米国でも25%が銀行口座を持たず、または十分な銀行サービスを受けていません。 (3)今週の英語 【Trustless】トラストレス、信頼不要 「ブロックチェーンはtrustlessである」というとき、直訳してしまうと「信頼できない」となってしまう場合があり、まったく逆というか、誤った意味になってしまいます。 トラストレス・システムとは、システムが機能するために、参加者がお互いに、あるいは第三者を知ったり、信頼したりする必要がないことを意味します。トラストレス環境では、システムに対する権限を持つ単一のエンティティは存在せず、参加者がシステム自体以外の何かを知ったり、信頼したりすることなく、合意が達成されます。 つまり、「信頼する必要がない」という意味です。機械翻訳だと「信頼できない」と訳しがちですので、気をつけましょう。 (4)今週の小ネタ 日本で一見ニッチな業界に見えつつも450万人ものユーザーを抱えるプラットフォームがアルゴランド上への移行を予定しています。実現すると非常に面白いビジネスモデルになると思いますが、当面は何かとややこしい規制との戦いになりそうです。 (5)おススメの本 交渉術 (文春文庫) Kindle版 佐藤 優 (著) 外交官として北方領土交渉の第一線で活躍した著者が、人間の本性を知り尽くしたインテリジェンスの技法を明かす。「私が体験したハニートラップ」「酒は人間の本性を暴く」「賢いワイロの渡し方」「上司と部下の危険な関係」…。スパイがカネやセックスをどう利用するか。外務省・松尾事件や小渕とプーチンの真剣勝負。ビジネスマンのための実用書としても役に立つ、第一級の教科書。その“実用篇”ともいえる「東日本大震災と交渉術」の一章をあらたに書き下ろした増補版! >佐藤氏の本は実体験をベースにしたものが面白い。これもその一つ。 (6) 今週の美味い飯 Shogun Burger 焼肉屋×パン職人が本気で作った和牛100%バーガー。 本店は新宿・歌舞伎町にありますが、支店が増加中のようです。 >海外でもいわゆる「グルメバーガー」のお店はたくさんありますが、日本のお店のクオリティーはどこもずば抜けています。中でもおすすめがこのショーグン・バーガー。 では今週も張り切っていきましょう!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アルゴランド•ジャパン https://www.algorand-japan.com *アルゴランド・ジャパンは日本向けにアルゴランドの情報を配信するサイトです。当メルマガは、2019年12月よりアルゴランド日本担当アンバサダーとなり、2021年4月からはコミュニティ・チャンピオンに就任しているakio(Twitter: @AkioAlgorand)による責任監修のもとで配信しています。日本公式テレグラムはこちら(https://t.me/AlgorandJapan)。 *各種お問い合わせはサイト上のフォームよりお願いします。 *一般的な質問などはテレグラムで行って情報共有を促進しましょう。 <バックナンバー> 本メルマガのバックナンバーはこちらでご覧いただけます。 【英語公式サイトはこちら】 Algorand Inc. : https://www.algorand.com Algorand Foundation : https://algorand.foundation Algorand Wallet : https://algorandwallet.com Algorand Developer Portal : https://developer.algorand.org