国連開発計画（UNDP）、アルゴランドと提携し、ブロックチェーン・アカデミーを開始
全世界のUNDP職員22,000人にブロックチェーン・カリキュラムを提供するためにアルゴランドを選定
ニューデリー（2023年11月30日） - 国連開発計画（UNDP）は、世界で最も先進的で安全かつ信頼性の高いレイヤー1ブロックチェーンのエコシステムの成長に注力する組織であるアルゴランド財団と提携し、UNDP職員にブロックチェーン技術の応用に関する知識と洞察を提供するブロックチェーン・アカデミーを立ち上げることを発表しました。この発表は、本日ニューデリーで開催されたアルゴランド・インパクト・サミットの壇上で、UNDPのオルタナティブ金融と低炭素開発の専門家であるロバート・パシッコ（Robert Pasicko）によって行われました。
アルゴランド・ブロックチェーン・アカデミーは2024年に発足し、ブロックチェーン技術とその持続可能な開発への実用的な応用に関する教育と訓練を通じてUNDPスタッフの能力を強化することを目的とします。カリキュラムは、録画された講義、対話型ワークショップ、実践的な課題で構成され、他の国連機関の職員に加えて、170以上の国と地域にいる2万2000人以上のUNDP職員全員が利用できるようになります。
「アルゴランド・ブロックチェーン・アカデミーは、ブロックチェーン技術を使って複雑な世界的課題に対処するために必要なツールを私たちのチームに装備させるのに役立つでしょう。アルゴランド財団とそのエコシステムの主要メンバーの信頼性と専門知識を活用することで、世界中の国連の実務者をスキルアップし、力を与え、鼓舞することができることをうれしく思います」とパシッコ氏は述べています。
プログラムの重点分野は以下の通り：
1. 金融包摂：疎外されたコミュニティーに金融サービスを拡大するためのブロックチェーンの活用を探る。
2. サプライチェーンの透明性：サプライチェーンの透明性を高め、児童労働などの問題と闘い、持続可能な調達を促進する。
3. 現実世界資産のトークン化：部分的所有を可能にし、より多様な投資家がアクセスできるようにする。
4. デジタルID：社会的・金融的包摂を支援する、安全で普遍的なデジタルIDソリューションの開発
アルゴランド財団の教育およびインクルージョンの責任者であるドーロ・ウンガー・リーは次のように述べています。「UNDPとパートナーシップを組み、社会をより良くするためのイノベーションとテクノロジーを推進できることを嬉しく思います。私たちは、この教育とツールのイニシアチブを、多くの分野における持続可能な開発目標の達成を支援するために、ブロックチェーンの実用的で現場でのユースケースを特定し、提供するための重要な第一歩と考えています。」
カリキュラムには、アルゴランド財団のチームに加え、HesabPay、Wholechain、Koibanx、Quantum Templeを含むアルゴランド・エコシステム・プロジェクトからもスピーカーが参加する予定です。
ベータ版は2024年第1四半期に開始され、全世界のスタッフに行き渡るよう年間を通じて展開される予定です。
UNDP（国連開発計画）について
国連開発計画（UNDP）は、国連のグローバルな開発ネットワークであり、変化を提唱し、人々がより良い生活を築けるよう、各国を知識、経験、資源でつないでいます。UNDPは全世界に2万人以上の職員を擁し、170カ国で活動し、UNDPと協力して世界および各国の開発課題に取り組んでいます。
アルゴランド財団について
アルゴランド財団は、アルゴランド・ブロックチェーンの健全な通貨供給経済、分散型ガバナンス、健全で豊かなオープンソース・エコシステムに責任を持つことで、その世界的な約束の実現を支援することに専念しています。マサチューセッツ工科大学（MIT）教授でチューリング賞を受賞した暗号学者であるシルビオ・ミカリによって設計されたアルゴランドは、ボーダーレスなグローバル経済の約束を実現するユニークな能力を備えています。アルゴランドは、従来の金融のスピードに匹敵する取引スループットを達成しながらも、即時完結、ほぼゼロの取引コスト、そして24時間365日体制の取引を実現します。詳細はhttps://algorand.foundation を御覧ください。
元記事：https://www.algorand.foundation/news/united-nations-development-programme-partners-with-algorand-to-launch-a-blockchain-academy