pNetworkとアルゴランドが正式に提携し、新たなクロスチェーンの接続を構築
2021年4月27日 - 資産やノン・ファンジブル・トークン（NFT）をブロックチェーン間で自由に移動させることができるクロスチェーン・コンポーザビリティ・システムであるpNetworkが、分散型金融と従来型金融の融合に焦点を当てたPure Proof of Stakeブロックチェーンであるアルゴランドと提携し、アルゴランドのエコシステムのためのクロスチェーン・ブリッジを立ち上げたことをお知らせします。
pNetworkは、アルゴランドが外部の資産やエコシステムと接続されるためのpNetwork搭載ブリッジを作成するために、アルゴランド財団から助成金を受けました。暗号通貨業界が進化し続ける中、代替金融プラットフォームの開発が増加しています。これらが成功するためには、資産の流動性が重要な要素となりますが、現在は複数の独立したブロックチェーン・プロトコルに分散しています。すべてのブロックチェーン・ベースのネットワークと同様に、アルゴランドは独自のエコシステムの中にあり、ビットコインやイーサリアムなどの他のプロトコルやアセットとの相互運用はネイティブには困難です。
pNetworkのpTokensブリッジは、まさにこの問題を解決するために設計されています。つまり、ブロックチェーン間でのトークンの移動を可能にする、汎用的でシンプルかつ安全な基盤を提供しています。
750以上の組織が活用しているアルゴランドは、次世代の金融商品、プロトコルを簡単に作成し、DeFi、金融機関、政府間での価値の交換を可能にしています。
アルゴランドとpNetworkのコラボレーションは、アルゴランドのエコシステムの拡大に焦点を当てています。アルゴランドはpNetworkを介しトップ暗号通貨をサポートします。それらは、基礎となるネイティブ・バージョンと1対1でペッグされ、また別々のブロックチェーン間で透明性を持って転送されます。
アルゴランド財団CEOであるSean Leeは、「他のチェーンの資産やトークンをアルゴランド・ネットワーク上で自由に動かせるようにすることは、我々のビジョンである新しい金融の未来（Future of Finance - FutureFi）において、歴史的金融、分散型金融、個人管理金融を融合した新しい金融モデルを促進するためのエキサイティングなステップです」と述べています。
pNetworkは、業界で最も多くのクロスチェーン接続を可能にし、ネットワーク間での資産やデータの転送を可能にしています。pNetworkのノードが成長するエコシステムを支え続ける中、このプロジェクトは複数のブロックチェーン環境間の有意義な接続を可能にすることに注力しています。現在pNetworkがサポートしているクロスチェーン接続には、Bitcoin、Ethereum、Dogecoin、Litecoin、Binance Smart Chain、Polygon、xDAI、EOS、Telos、Ravencoinがあります。
アルゴランドは、pNetworkを介して他のブロックチェーン環境との相互運用機能を開始します。アルゴランドと他のネットワークとの接続は、2021年夏に稼働する予定です。
「pNetworkのプロジェクトリーダーであるThomas Bertaniは、「革新的なdAppsを市場全体と結びつけることで、ブロックチェーン業界の発展を目指してます。pNetworkを介して、アルゴランドをベースにした金融アプリケーションは、より大きな暗号市場にアクセスし、繁栄しているDeFiエコシステムに門戸を開くことができます」と述べています。
pNetworkは、複数のDeFiエコシステムを接続することで、貸し借りのプラットフォーム、分散型取引所、ステーブルコインなどのdAppsの成長と発展を支援することを目指しています。
pNetworkについて
pNetworkは、資産をブロックチェーン間でスムーズに移動させるクロスチェーン・システムであるpTokensと、スマートコントラクト間のクロスチェーンの相互運用性を実現するpNetworkポータルの基礎となるアーキテクチャです。現在、pNetworkは、Bitcoin、Ethereum、Binance Smart Chain、Dogecoinなどの主要なブロックチェーン・プロトコル間の透明な相互作用を可能にしています。pNetworkは、pTokensブリッジとpNetworkポータルを運営する漸進的な分散型ガバナンス層です。pNetwork DAOとエコシステムのガバナンス・トークンであるPNTの本拠地でもあります。
元記事：https://algorand.foundation/news/pnetwork-algorand