アルゴランドのアドバイザーであるMaurice Herlihyとシニア・アルゴリズム・リサーチャーのVictor Luchangcoが、分散コンピューティング分野で最高の栄誉の1つである2022年ダイクストラ賞の共同受賞者に選ばれました!
エドガー・W・ダイクストラ賞(分散コンピューティング分野)とは
エドガー・W・ダイクストラ賞は、分散コンピューティング分野のパイオニアであるエドガー・ワイベ・ダイクストラ(1930-2002)にちなんで命名されたものです。ダイクストラは、セマフォなどの並行処理プリミティブ、相互排他やデッドロックなどの並行処理問題、並行システムの推論、自己安定化に関する基礎的研究を行い、分散コンピューティングの分野を支える最も重要な基盤のひとつとなりました。本賞は、分散コンピューティングの原理に関する優れた論文で、少なくとも10年以上にわたって分散コンピューティングの理論および/または実践に重要な影響を与え続けてきたものに贈られます。この賞は、ACM Symposium on Principles of Distributed Computing (PODC) と EATCS Symposium on Distributed Computing (DISC) が共同で主催しているもので、毎年、PODCとDISCで交互に発表されます。受賞者は賞金を共有し、各受賞者には楯が贈られます。受賞者の発表は、その年のPODCおよびDISCのプロシーディングスに掲載され、その論文の永続的な貢献が記述されます。
Prize-winning papers
2022 citation
Maged M. Michael for “Safe Memory Reclamation for Dynamic Lock-Free Objects Using Atomic Reads and Writes” in Proceedings of the 22nd ACM Symposium on Principles of Distributed Computing (PODC), Monterey, CA, USA, July 2002, pages 21–30.
Maurice Herlihy, Victor Luchangco, and Mark Moir for “The Repeat Offender Problem: A Mechanism for Supporting Dynamic-Sized, Lock-Free Data Structures” in Proceedings of the 16th International Symposium on Distributed Computing (DISC), Toulouse, France, October 2002, pages 339–353.
元記事:https://www.podc.org/dijkstra/
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