2021年5月3日9 分

週刊アルゴランド・ジャパン創刊号【2021年4月26日発行】

最終更新: 2021年5月10日

週刊アルゴランド・ジャパン創刊号
 
【2021年4月26日発行】

米国MIT発パブリック・ブロックチェーン「アルゴランド(Algorand)」の最新情報プラスαを毎週月曜日にお届けします。皆様からの協業・提携、助成金申請、イベント共催などの各種ご提案も絶賛受付中!お気軽にお問い合わせください。

【はじめに】
 
ワインを知りたければ、まずは自分の味の軸となるワインを一本選び、それよりも美味い・不味い、濃い・薄いなどと比較しながら飲むと良いと言われます。それと同じく、多種多様なブロックチェーンや暗号通貨が存在する中、むやみやたらと情報収集して頭を混乱させるよりも、まずはしっかりしたプロジェクトを一つ選んで、それをベースに幅を広げていくと良いでしょう。しっかりした開発チームがあり、グローバルに様々なユースケースが増加中のアルゴランドはその点では最適ですので、このメルマガで是非ともに見識を深めていきましょう。
 

 

 
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1.注目ニュース
 

 
(1)「アルゴランドのガバナンス分散化」提案発表&AMA開催
 
Decentralization(非中央集権・分散化)はブロックチェーンの肝です。
 
アルゴランドでは創設者シルビオ・ミカリによる2020年11月の最初の提案「アルゴランド・ガバナンスの分散化への提案」をベースに、コミュニティから各チャネルを通して寄せられた多くの声を取り入れ、今月満を持して「アルゴランドのガバナンス分散化」を発表しました。
 

 
また21日には世界に広がるコミュニティに向けたAMAセッションも開催。ガバナンス・モデルの詳細やロードマップがシェアされました。
 
その模様はYouTube「April Community All-Hands: Decentralizing Algorand Governanceでもご視聴いただけます。
 

 
アルゴランドのガバナンスが、財団からコミュニティへの移譲は、今年後半にスタートします。ぜひこのアクションに積極的にご参画ください。
 

 

 
(2)アルゴランド、地球を守るブロックチェーンへ
 
4月22日のアースデイ、そして気候変動サミット開催のタイミングに合わせて、アルゴランドは「最もグリーンなブロックチェーン」になることを宣言しました。様々な反論はあるもののエネルギー大量消費が問題視されるビットコインをはじめとするPoWブロックチェーン、そしてエネルギー大量消費はある程度解決しつつも「分散化」を犠牲にしてそれを達成している多くのPoSブロックチェーンに対し、アルゴランドは独自のPPoSコンセンサス・アルゴリズムによって、スケーラビリティ、セキュリティ、分散化の3つを同時に成立させる、いわゆる「ブロックチェーンのトリレンマ」を解決しながら、ここにさらにサステナビリティ(持続可能性)も加え、まだまだ黎明期と言っていいブロックチェーン業界をリードしていきます。
 

 
<関連記事>
 

 
>アルゴランド、カーボン・ネガティブなネットワークを持つ最もグリーンなブロックチェーンになることを宣誓
 

 
>アルゴランドのブロックチェーン・サステナビリティにおけるリーダーシップ
 

 
>持続可能なブロックチェーン:アルゴランドのPure Proof-of-Stakeのカーボン・フットプリントを見積もる
 

 

 
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2. アルゴランド・ジャパンの現在の優先ミッション
 

 
(1)【開発パートナー募集】
 
国外ではすでに500以上の企業・組織がアルゴランド上での開発に取り組んでおり、日本でもユースケースをどんどん増やしていきたいところです。独自アプリケーション開発はもちろん、海外で実装されたものの日本市場向けローカライズ/カルチャライズなどの機会も増えてくることが予想されますので、アルゴランドとがっちり組める開発パートナー・ネットワークの拡大は急務です。もちろん各種助成金やVCからの資金調達もサポートします。
 
ちなみに今のところ、日本で最も有名で先進的な事業を展開しているアルゴランドのパートナーはセキュリタイズさん。
 

 
(2)【$ALGO決済導入先募集】
 
先日ニュースにもなったイタリアの老舗コーヒーショップでの$ALGO決済導入ですが、日本でも導入希望店舗を開拓中です。ただ単にクリプト決済を導入することに大した意味はないですので、「$ALGO決済を導入」することに意味があるところを探し中、というか企画中と言った方がいいかもしれません。ピンとくるアイデアがある方は是非ご提案ください。
 

 
(3)【ユーチューバー/コンテンツ・クリエイター募集】
 
定期的にアルゴランド関連ニュースや動向のダイジェストを動画配信できる方を募集します。「ビットコイナー反省会」レベルのクオリティがあると最高ですが、最初から高望みし過ぎません。もちろんALGO報酬が出ます。我こそはという方はぜひ!
 
ちなみにアンバナダーAkioは超絶口下手なので無理です。
 

 

 
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3.イベント案内
 

 
(1)4月26日(月)23:30(日本時間)〜
 
LUXEMBOURG BLOCKCHAIN WEEK(26 - 30 APRIL 2021)
 
アルゴランド創設者シルビオ・ミカリによるキーノート・スピーチ
 

 
(2)4月28〜29日
 
OMFIF’s DMI Symposium
 
スティーブ・コキノスCEOがディスカッションに参加
 

 
(3)5月6日(木)01:00(日本時間)〜
 
Boston Blockchain Week
 
スティーブ・コキノスCEOとUSDCのCircle社CEOのDeFi/Paymentに関するディスカッション
 

 
(4)5月27日(木)21:00(日本時間)〜
 
DLT and the future of public blockchains by OMFIF Digital Monetary Institute
 
世界中の中央銀行のシンクタンクであるOMFIFが一年前に立ち上げたばかりのデジタル・マネー・インスティチュート主催、アルゴランドがホストするディスカッションです。
 

 
*日本でもオンライン/オフライン問わず、各種イベントを開催していきます。後援も可能ですので、共に日本でブロックチェーン業界を盛り上げていきたい皆様からのご提案も大歓迎です。
 

 

 
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4. ユースケース紹介
 

 
Opulous:アルゴランド上で音楽業界に新しいDeFiモデルをもたらす
 
音楽業界に特化したDeFiで、印税収入のあるアーティストがそれをプールに入れておき(または一般投資家が資金を投入)、これから作品を創るアーティストがそのプールから創作資金を調達。将来の印税収入が担保になる仕組み。
 
これからのアーティストが従来の銀行から低利の融資を受けることはかなり難しいものでしたが、このPtoPの仕組みによって、音楽業界のお金の流れが活性化され、共創のエコシステムが出来上がります。
 
音楽業界にとどまらず、横展開も可能なビジネスモデルです。
 

 

 
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5.今週の注目コンテンツ
 

 
Token Economistさんによるアルゴランド財団アジア・パシフィック地域コミュニティ責任者サマー・ミャオのインタビュー記事。これほど詳細な日本語でのインタビュー記事は初となります。
 

 
>Algorand Foundation – Summer Miao氏:Algorandブロックチェーンの世界普及の取り組みについて訊く(前編)
 

 
後編は明日にはアップされる予定とのことです。
 

 
今後も財団チームのみならず開発チームや創設者シルビオ・ミカリ、CEOやCOOなどの日本語インタビュー記事なども積極的に配信していければと考えていますので、メディア関係者やライターの皆様は是非お問い合わせください。
 

 

 
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6.コミュニティ
 

 
(1)日本語テレグラム開設
 
満を持して本日2021年4月26日に開設されました!ぜひご登録いただき、メンバー同士での情報交換なども活発に行なっていきましょう。
 
>アルゴランド日本語公式テレグラム
 

 
(2)アンバサダー情報
 
今月2021年4月より、全世界500人超のアンバサダー・ネットワークの強化策を導入中です。20人程度が各エリアのコミュニティ・チャンピオンとして選抜され、予算管理も含めた各エリアのアンバサダー活動をリードしていきます。引き続き、アンバサダーも大募集中。近々、アンバサダー向けプラットフォームもローンチ予定です。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
 

 
まずはグローバルのコミュニティ・プラットフォームにご参画ください。
 

 
>アルゴランド・コミュニティへのご登録はこちら
 

 

 
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7. その他色々
 

 
(1)今週の視点
 
CBDC発行プロジェクトで先行している太平洋やカリブの島嶼国の外交関係をちょっと調べてみると面白いことがわかります。ある国と国交を結んでいる数少ない国々だったりします。果たしてこれは何を意味するのか?
 

 
(2)今週の数字
 
「0.001」
 
これはアルゴランドが誇る超低額トランザクション費用の数字です。アルゴランドでは、ネイティブトークンALGOも、プラットフォーム上で発行される各種トークン(ASA:Algorand Standard Assetと呼ばれるもので、イーサリアムのERC20などのようなもの)も等しくトランザクションにかかる費用はたったの0.001 ALGOです。現在価値は、約0.13円ですので、費用を全く気にせずにDeFiでもなんでもできます。
 

 
(3)今週の英語
 
【Provably Fair: 検証(立証)可能に公正な】
 
コロナ禍による巣ごもり需要の増大で世界中でユーザー急増中のオンライン・カジノ。iGamingとも呼ばれますが、この業界にもブロックチェーン革命の波が押し寄せつつあります。クリプト決済はもちろん、ゲームのアルゴリズムに透明性をもたらし、「イカサマされてるんじゃないか?」という疑念が一掃されます。ここで使われるのが「Provably Fair」です。勝敗確率やペイアウトの公正さがブロックチェーン上で誰にでも検証可能になっています。
 

 
(4)今週の小ネタ
 
【頭のよくなるゲーム algo(アルゴ)】
 
アルゴは、算数オリンピック委員会(会長:広中平祐京都大学名誉教授・文化勲章・フィールズ賞受賞)、東京大学数学科の学生有志、 第一回数学オリンピック優勝者で、大道芸人としても著名な数学者ピーター・フランクル氏らが共同で発明・開発したゲーム。
 
*アルゴランドとは何の関係もありません。悪しからず。
 

 
(5)おススメの本
 
「濁流資金 警視庁公安部・青山望」(濱嘉之・著)
 
消えた仮想通貨を追え!
 
仮想通貨取引所の社長が暗殺された。人事異動で警視庁公安部に復帰した青山望は同期カルテットとともに事件を追うが、同時に、政財界のホープが次々と不審死する事件も発生。やがて青山は二つの事件の背後に、日本の表と裏の権力者たちによる壮大な陰謀の存在を察知する――。
 

 
>2014年の作品ですが、すでに仮想通貨を題材にしています。濱嘉之氏の作品は時事ネタをベースにしたフィクションですが、実在の人物を連想しながら読むと面白いです。うんちくも多いので、何かと勉強にもなります。
 

 
(6) 今週の美味い飯
 
築地虎杖(いたどり)のカレーうどんが復活!
 
「朝昼晩カレー」(東京都中央区築地4-10-5 カネシン水産ビル1F)
 
お薦めは「小海老天ぷらカレーうどん。
 

 
では今週も張り切っていきましょう!!
 

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アルゴランド•ジャパン
 
https://www.algorand-japan.com
 
*アルゴランド・ジャパンは日本向けにアルゴランドの情報を配信するサイトです。当メルマガは、2019年12月よりアルゴランド日本担当アンバサダーとなり、2021年4月からはコミュニティ・チャンピオンに就任しているakio(Twitter: @AkioAlgorand)による責任監修のもとで配信しています。
 
*各種お問い合わせはサイト上のフォームよりお願いします。
 

 
【英語公式サイトはこちら】
 
Algorand Inc. : https://www.algorand.com
 
Algorand Foundation : https://algorand.foundation
 
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Algorand Developer Portal : https://developer.algorand.org